唐津市議会 > 2021-06-09 >
06月09日-03号

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  1. 唐津市議会 2021-06-09
    06月09日-03号


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    令和 3年 6月 定例会(第3回)   令和3年       唐津市議会会議録(定例会)その3   第3回1 日 時 令和3年6月9日 午前10時00分開議 於唐津市議会議場2 出席した議員    1番 笹 山 茂 成            2番 青 木   茂    3番 宮 原 辰 海            4番 久 保 美 樹    5番 井 上 裕 文            6番 大宮路 美奈子    7番 岡 部 高 広            8番 伊 藤 一 之    9番 原   雄一郎           10番 古 藤 宏 治   11番 吉 村 慎一郎           12番 江 里 孝 男   13番 山 下 壽 次           14番 伊 藤 泰 彦   16番 酒 井 幸 盛           17番 黒 木   初   18番 浦 田 関 夫           19番 水 上 勝 義   20番 大 西 康 之           21番 中 村 健 一   22番 石 﨑 俊 治           23番 田 中 秀 和   24番 進 藤 健 介           25番 熊 本 大 成   26番 宮 本 悦 子           27番 中 川 幸 次   28番 白 水 敬 一3 欠席した議員   15番 楢 﨑 三千夫4 地方自治法第121条による出席者の職氏名       市       長      峰     達  郎       副   市   長      柴  田     哲       副   市   長      脇  山  秀  明       教   育   長      栗  原  宣  康       ボートレース企業局長     櫻  庭  佳  輝       政  策  部  長      堀  田     信       総  務  部  長      濵  口     智       財  務  部  長      草  野     陽       未 来 創 生 部 長      北  方  初  美       市  民  部  長      緒  方  俊  寿       保 健 福 祉 部 長      田  中  寿  幸       農 林 水 産 部 長      山  本  善  文       経 済 観 光 部 長      畔  田  浩  貴       都 市 整 備 部 長      宗  田  匡  央       消   防   長      青  山  幸  生       上 下 水 道 局 長      白  水  英  樹       教  育  部  長      草  場  忠  治       呼子市民センター長      中  道  順  三       総  務  課  長      近  藤  達  士5 出席した事務局職員       議 会 事 務 局 長      青  山  泰  三       議会事務局副局 長      林  山  弘  美          午前10時00分 開議 ○議長(笹山茂成君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。 議事日程に従い、議案質疑を行います。 議案第55号から議案第72号まで並びに報告第1号から報告第7号まで、以上25件を一括付議します。 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) 7番、清風会の岡部高広です。 議案第55号、令和3年度唐津市一般会計補正予算から8項目を通告しておりましたが、地域振興費中、がんばる地域応援補助金農林水産業費中、地域農業水利施設ストックマネジメント事業費農業水路等長寿命化防災減災事業費は、前任者の質疑で理解できましたので、質疑を取り下げます。 地域振興費から地域づくり人材活用事業補助金についてお伺いいたします。 特定地域づくり事業協同組合として、人材バンク唐津協同組合(仮称)が本市で初めてチャレンジされるこの制度でございますが、先行事例の研究をされていると思いますので、特定地域づくり事業協同組合の具体的な事例があればお示しください。 次に、農林水産業費中、環境保全型農業直接支払事業費についてお伺いいたします。 この事業がどのような事業なのか、事業の内容についてお示しください。 次に、農業用用排水(基幹水利)施設管理事業費についてお伺いいたします。 当初予算では2億9,753万円を計上されておりましたが、今回の補正との違いについてお示しください。 次に、沿岸漁業振興特別対策事業費についてお伺いいたします。 この事業は、沿岸漁業の振興を目的とした県単独補助事業ですが、今回、漁協によって整備事業が行われる5カ所について、補助対象となる施設の耐用年数と当初の施設整備からの経過年数についてお示しください。 次に、漁港小規模事業費についてお伺いいたします。 今回、事業を予定するのが大浦漁港と加唐島漁港ということですが、この漁港小規模事業というのは、どのようなものを対象にした事業なのか。また、対象となる漁港の基準などがあるのか、その概要についてお示しください。 次に、議案第57号、令和3年度唐津市水道事業会計補正予算についてお伺いいたします。 まず、過去5年間の年度末における給水人口と年間の給水量の推移についてお示しください。 以上で、第1回目の質疑とします。ご答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 岡部議員のご質疑にお答えいたします。 特定地域づくり事業協同組合の具体的な事例ということでございました。全国で最初の事例は、島根県の隠岐諸島にある海士町の海士町複業協同組合が令和2年12月に認定を受け、冬は定置網、春は岩ガキの加工センター、夏場は観光業に対してマルチワーカーを派遣する事業を展開されております。離島であるため、人手不足が深刻であるものの、一つの事業者では通年の雇用も難しく、町内の事業者は人手の確保に苦労があったようでございます。地方に移住を希望される方にとっては安定した収入が得られる通年雇用を希望されている状況であり、双方をマッチングさせるための制度として事業を開始されております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 岡部議員のご質疑にお答えいたします。 私のほうからは、4項目ございました。 まず、環境保全型農業直接支払事業の概要についてお答えいたします。 環境保全型農業直接支払事業は、農業の持続的発展と農業の有する多面的機能の発揮を図ることを目的としており、中山間地域等直接支払事業、多面的機能支払事業と同じく、農業の有する多面的機能の発揮の促進に関する法律に基づいて実施される日本型直接支払事業の一つでございます。 事業内容につきましては、地域や農村集落などのまとまりを持った農業者等によって構成される団体が、土づくり等を通じて化学肥料や農薬の使用を減らすことで、環境負荷の低減に配慮した持続的な農業を確立し、併せてレンゲなどの緑肥作物の作付を行うことで、土壌中の炭素貯留による地球温暖化の緩和や生物多様性の保全に関しましても効果の高い営農活動を推進するものでございます。 また、環境保全型の取り組みだけではなく、消費者の食品安全や生産者自らの身を守るために農作業の工程を見直すといった労働安全などに関する国際水準GAPの研修の受けて取り組むことが要件となっております。 続きまして、農業用用排水(基幹水利)施設管理事業費の今回の予算と当初予算の違いについてお答えいたします。 当初予算では、例年の電気料、土地改良区への操作委託料及び点検整備費など、経常的な経費として合計2億9,753万円の予算を承認していただいておりましたが、今回の補正予算は、施設設備の老朽化に伴う補修更新のための工事請負費として6件の工事合計で9,800万円、工事に伴う現場管理等の委託料が639万1,000円、合計1億439万1,000円を計上させていただいているところでございます。 続きまして、沿岸漁業振興特別対策事業の施設整備の施設の耐用年数等についてのお尋ねでございます。 沿岸漁業振興特別対策事業は、国庫補助事業に該当しない、対象経費600万円までの小規模な事業を対象にした県単独補助事業でございます。今回は、漁協が実施する5カ所の整備事業を補助対象としております。 改修する施設それぞれの耐用年数と経過年数につきましては、まず、唐房漁港と高島漁港の燃油タンクでございますが、唐房のほうが整備から48年、高島のほうが49年を経過しており、タンクとしての耐用年数は15年となっております。 次に、肥前菖津地区の給油施設でございますが、整備から28年で、改修する操作基盤等の耐用年数は8年でございます。 次に、鎮西・名護屋漁港の身さばき所の電動シャッターでございます。これは整備から24年、耐用年数が10年となっております。 そして、呼子・小川島漁港の船台固定装置でございますが、整備から17年、耐用年数が8年となっております。 続きまして、漁港小規模事業の概要についてお答えいたします。 漁港小規模事業は、漁港施設及び漁港海岸施設の維持補修、局部的な改良工事を行う上で国庫補助事業に該当しない小規模なものを対象とした事業でございまして、佐賀県の単独補助事業となっております。 事業の対象となる漁港施設は、防波堤や護岸などの外郭施設、岸壁や物揚場などの係留施設、そして水域施設、輸送施設となっております。 事業費としましては、単年度1漁港当たり300万円以上1,000万円未満のものが対象となります。 対象となる漁港としましては、市が管理する漁港であって、利用漁船数が10隻以上在籍していることが条件となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水上下水道局長。          (上下水道局長 白水英樹君登壇) ◎上下水道局長(白水英樹君) 岡部議員のご質疑にお答えいたします。 過去5年間の年度末給水人口と年間給水量の推移につきまして、給水量は万単位でご説明いたします。 平成28年度は給水人口11万727人、対前年度比1.0%の減、年間給水量約1,160万立方メートル、対前年度比0.3%の減。平成29年度は給水人口10万9,609人、対前年度比1.0%の減、年間給水量約1,149万立方メートル、対前年度比1.0%の減。平成30年度は給水人口10万7,834人、対前年度比1.6%の減、年間給水量約1,130万立方メートル、対前年度比1.6%の減。令和元年度は給水人口10万7,648人、対前年度比0.2%の減、年間給水量約1,106万立方メートル、対前年度比2.1%の減。令和2年度は給水人口10万6,739人、対前年度比0.8%の減、年間給水量約1,097万立方メートル、対前年度比0.8%の減となっており、令和2年度までの直近の5カ年間で比較いたしますと、給水人口につきましては4.5%の減、年間給水量につきましては5.7%の減と年々減少している状況でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) それでは、地域振興費地域づくり人材活用事業補助金について再質疑を行います。 令和2年度から始まったというような事業でございますけども、県内や九州管内での取り組みは進んでいるのでしょうか。事例があればお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 佐賀県内の事例で申しますと、みやき町のみやき町三根校区特定地域づくり事業協同組合が組合の認定を受け、令和3年度にみやき町での事業が採択されておりまして、福祉事業、ゴルフ場、飲食配達サービスなどの分野へマルチワーカーの派遣が計画をされております。 また、九州管内では長崎県五島市での事業が、同じく今年度採択されておりまして、農業、水産加工業、食品加工業、食品製造業、ガソリンスタンドなどへの派遣が計画されております。 いずれにしましても、交付決定を受けられたばかりでございまして、まだ成果についての情報は収集できておりませんが、それぞれの地域の特性により、組合員の構成や派遣先の検討がなされているものと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) この項最後の質疑ですが、先行している事例のみを模倣するだけではいけないと考えております。本市では過疎の指定は、上場地域の肥前、鎮西、呼子、東部に厳木、相知、七山となっております。この人材バンク唐津協同組合(仮称)の事業計画にはどういった点に違いがあるのかお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 本年4月時点で総務省から交付決定を受けているのは、全国で11団体でございまして、うち9団体の認定区域は過疎法でいう全部過疎の地域、いわゆる自治体そのものが過疎地域に指定されているところでございます。本市の場合は、過疎法上での位置づけも一部過疎となっておりますので、広い市域の周辺部に過疎地域を抱えていることから、派遣の難しさがございます。このような地理的な条件の中、人材バンク唐津協同組合では、周辺部のうち、上場地域に注力して事業展開を計画され、オフィスワークなどの事務系の業務割合を高めに設定されている点が先行事例と異なる点というふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) この地域づくり人材活用事業、人手不足に悩む事業者とマルチワーカーを希望される方とのマッチングができれば、定住化等などにもつながりますので、市としてのバックアップをお願いいたします。 次に、環境保全型農業直接支払事業の再質疑を行います。 本市でこの事業を実施できる対象地域について、また本年度取り組む計画をなされている地区の状況をお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇)
    農林水産部長(山本善文君) 岡部議員の再質疑にお答えいたします。 まず、本事業を実施できる地域は、過疎法や半島振興法など、いわゆる地域振興立法の指定地域と県知事が特に必要と認める特認地域が対象地域となります。本市におきましては、全地域がいずれかの法指定、または県知事の特認地域指定を受けておりますので、全ての地域で本事業は取り組むことができます。 次に、今年度の取り組み計画でございますが、令和3年度は17地区17団体、合計79個が本事業による取り組みを計画されております。 地域ごとの内訳としましては、旧唐津地区が7団体、厳木地区が1団体、北波多地域が7団体、呼子地区が1団体、七山地区が1団体、それぞれ地区や任意の団体、農業法人によって取り組まれる予定でございます。 環境保全の取り組みの内容の内訳といたしましては、レンゲなどの緑肥作物の作付が13団体、有機農業の取り組みが3団体、冬季湛水の取り組みが1団体でございます。 なお、前年度の取り組み実績と比較しますと、3地区が高齢化などによる労力不足によりまして取り組みを終了されたため、市全体の取り組み面積は減少しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) この項最後の質疑ですが、先ほど対象となる取り組みに冬季湛水という聞き慣れない取り組みがございますが、取り組みの内容と環境保全としてどのような効果があるのかお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 冬季湛水は稲刈りが終わった水田に冬の作付をしない時期にも水を張っておく農法でございます。稲刈り後のわらに米ぬかやミネラルなど土壌微生物や土壌動物の餌になるものを混ぜて水をため、冬場も湿地状態を保ちます。微生物からイトミミズや魚類などが育成可能となることで冬場の水田における生物多様性を高め、水田の環境面での付加価値を生み出す効果があるものでございます。 また、水鳥などの生物の生息場所になるほか、次年度の作付前において雑草の生育を抑制する効果が期待されております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) 次に、農業用用排水(基幹水利)施設管理事業費の再質疑を行います。 ダム、揚水機場などの基幹水利施設は、上場土地改良区でポンプの運転、日常管理が行われているようですが、市と上場土地改良区との管理区分についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 上場土地改良事業により造成された農業水利施設のうち、大規模で公共性の高い5つのダムとそれぞれに附帯する揚水機場等については市が管理し、ファームポンド、加圧機場など、末端水利施設については、上場土地改良区が国からの委託を受けて管理しているところでございまして、設備等の日常的な操作につきましては、土地改良区に委託を行っております。これらの施設は大規模でしかも広範囲に及ぶことから、唐津市と上場土地改良区が連携して効率的な管理を行うことにしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) 今年は去年から引き続き4月までの少雨による農業用水の維持管理については、厳しい条件の中、給水を頂き、施設園芸者や水稲生産者の受益者も感謝されておりました。今後につきましても、施設整備の適正な管理に努めていただくことをお願いいたします。 次に、沿岸漁業振興特別対策事業費の再質疑を行います。 補助事業により漁協が実施する施設改修の内容についてお尋ねします。 名護屋漁港では、荷さばき所の改修となっておりますが、具体的な事業内容についてお示しください。 また、そのほかの改修につきましても、事業の概要をお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 名護屋漁港の荷さばき所改修につきましては、現在、荷さばき所の出入口に幅5メートルの電動シャッターがございますが、この電動シャッターが経年劣化により不具合が生じているため、それら一式の取替え工事を行うものでございます。 ほかの漁港につきましては、まず唐房漁港及び高島漁港の燃油タンク改修の概要でございますが、設置から40年を経過した地下貯蔵タンクにつきまして、法律等の改正により危険物の流出事故防止対策として、電気防食の措置が新たに義務づけられたことによる改修工事でございます。 次に、肥前町菖津地区の給油施設改修でございますが、船舶に給油を行う計量機の老朽化によるメーターの異常や劣化した給油ホース等を改修するものでございます。 次に、呼子・小川島漁港の船台装置改修でございますが、経年劣化により腐食した船台を改修するものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) 今回の事業では、市の施設である相賀の種苗生産施設の取水ポンプの改修工事が予定されております。この種苗生産施設ではどういった種苗の生産が行われているのか、現状につきましてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 相賀の種苗生産施設は、昭和59年に唐津市が整備した施設でございます。この施設では、つくり育て、管理する漁業、いわゆる栽培漁業を推進するため、魚介類の種苗を生産しております。現在は、佐賀県が同じ敷地内に整備した施設とともに公益社団法人佐賀玄海栽培漁業協会によって運営されておりまして、施設ではクルマエビ、アワビ、バフンウニ、アカウニの稚魚が生産され、放流事業を行う各漁協へ放流用種苗として配付されているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) それでは、この項最後の質疑ですが、今回予定している取水ポンプの改修工事の内容について詳しい説明をお願いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) お答えいたします。 今回改修する取水ポンプは、種苗生産施設の建設当初に設置されたものでございまして、設置後30年以上が経過しております。取水ポンプ自体の耐用年数は8年で、大幅に超過している状況でございます。この取水ポンプは種苗生産施設内のクルマエビの生産棟や保育場などに海水に送るため、海水を海からくみ上げるためのものでございます。老朽化によりまして不具合が度々発生しており、このままでは種苗の生産に支障を来すおそれがあることから、種苗の安定生産のため、ポンプ自体を新しくする取替工事を行うものです。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) 次に、漁港小規模事業費についての再質疑を行います。 今回、大浦漁港の照明灯のLED化が予定されているようですが、照明灯を新設するものでしょうか。もしくは既存の照明灯を改良するものでしょうか。 また、加唐島漁港の防風柵の改修工事が予定されておりますが、改修工事の具体的な内容についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えします。 大浦漁港照明灯のLED化に関するご質問でございました。 大浦漁港の照明灯は、現在、水銀灯やナトリウム灯でございまして、省エネ、省力化を目的として既存の照明灯の灯具をLED灯に改修するものでございます。 続きまして、加唐島漁港の防風柵の改修工事でございますが、現在、加唐島漁港の西防波護岸、南防波護岸の約230メートルに防風柵を設置しております。この防風柵を補強するサポート柱や有孔パネルの一部が塩害等による腐食が進んでおりまして、現状のままでは強度に影響が出ると判断し、改修するものでございます。 なお、防風柵を主として支えているH鋼柱につきましては、強度に影響の出るような腐食等は今のところないということでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) この項最後の質疑ですが、漁港小規模事業として今回照明灯のLED化と防風柵の改修が予定されておりますが、この事業は今後も計画的または継続的に実施されるものかお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えします。 漁港小規模事業の実施に当たりましては、佐賀県漁港小規模事業補助金交付要綱及び実施要領に基づき事業採択の条件に合致する際に事業申請を行うこととしております。現状は、毎年度継続的に事業申請を行っているところでございます。 また、市管理漁港の照明灯のLED化につきましては、一定の年次計画を立てて進めております。老朽化などにより改修を必要とする突発的な要望等もございますので、この事業を活用し柔軟に対応してまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) 漁業者が使用される漁港施設は老朽化が進行している施設も多数見受けられます。国や県の事業を活用していただき、計画的な改修をお願いいたします。 次に、水道事業会計、原水及び浄水費の再質疑を行います。 令和2年度までの5年間で給水人口は4.5%、給水量は5.7%減少しているとの回答でございました。今後も減少していくことが想定されますが、今回実施されます浄水場再編基本計画ではどのような検討をされるのかお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 白水上下水道局長。          (上下水道局長 白水英樹君登壇) ◎上下水道局長(白水英樹君) 再質疑にお答えいたします。 先ほど答弁いたしましたとおり、本市水道事業の年間給水量につきましては、直近の5カ年で比較しまして5.7%減少しており、給水量の減少に伴いまして、料金収入も減少しております。 そのため、今後の人口減少等による水需要の減少を見据えまして、施設規模の適正化や既存施設の更新費用及び維持管理費の抑制を図るため、浄水施設や取水施設の再編に向けた基本計画の策定を行うものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) 浄水施設や取水施設の再編に向けた基本計画の策定との回答でございましたが、対象と考えられている施設をお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 白水上下水道局長。          (上下水道局長 白水英樹君登壇) ◎上下水道局長(白水英樹君) 再質疑にお答えいたします。 本市水道事業が所有しております浄水場は17施設、また取水場として独立しておりますものが5施設ございます。このうち、本市のメインの浄水場として改築を予定いたしております久里浄水場と、管路で接続することが著しく非効率な離島及び山間部を除いた浄水場、取水場を業務の対象予定としております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) 水道の広域化や再編事業については、国も必要としていますし、推進するには都道府県のリーダーシップが不可欠とされております。その点を踏まえて、今回の計画策定と再編事業を実施する上での財源の考え方をお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 白水上下水道局長。          (上下水道局長 白水英樹君登壇) ◎上下水道局長(白水英樹君) 再質疑にお答えいたします。 今回の浄水場再編基本計画策定業務の財源につきましては、水道事業の収益的収入の資金を充てたいと考えております。今後、再編事業を実施する際の財源につきましては、国の採択等を頂ければ、国庫補助を含め、より有利な財源を活用していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) ぜひとも国の事業採択を受けていただき、有利な財源の活用をしていただきますようお願いいたします。 最後の質疑ですが、今回の浄水場再編計画を策定し実施していくことで、今後の水道料金に与える影響についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 白水上下水道局長。          (上下水道局長 白水英樹君登壇) ◎上下水道局長(白水英樹君) 再質疑にお答えいたします。 近年、水道事業を取り巻く環境は厳しさを増しておりまして、人口減少等による水需要の減に伴いまして料金収入が減少する一方、老朽施設等の更新費用などの増加が今後も見込まれます。そのため、今回、浄水場再編基本計画の策定を行い、今後の人口減少を見据えた施設の統廃合を行うことで、将来の更新費用や施設運営に要する維持管理費用を抑制することが可能となり、将来的な水道利用者の負担を少しでも抑えるものになると考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) 水道は生活を支えるライフラインであり、なくてはならないものです。水道料金についても、市民の関心が非常に高いものなので、できる限り利用者の負担を低減できるような施策となることをお願いして、私の議案質疑を終わります。ありがとうございました。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 6番、清風会、大宮路美奈子です。今回は、議案第55号、令和3年度唐津市一般会計補正予算から9項目、議案第59号、令和3年度モーターボート競走事業会計から1項目、議案第67号、財産の減額貸付けについて、以上11項目を通告しておりました。 総務費の移住促進プロジェクト費と移住・定住・交流推進支援事業補助金、そして女・男(ひと・ひと)輝き事業費、民生費のからつの赤ちゃん応援事業費、教育費の第五中学校エレベーター等整備事業費と西部学校給食センター(仮称)整備事業費につきましては、前任者の質疑で理解できましたので、質疑を取り下げます。 まず、令和3年度一般会計補正予算中、民生費から2項目、お伺いします。 最初に支援対象児童等見守り強化事業費についてですが、補助対象団体の基準についてお伺いします。 次に、久里放課後児童クラブ施設整備費についてですが、久里放課後児童クラブを久里小学校グラウンド内に建設する理由についてお伺いします。 次に、衛生費より、七山歯科診療所整備費と議案第67号、財産の減額貸付けについては、七山歯科診療所関連ということで一括の質疑とさせていただきます。 前任者の質疑により、七山歯科診療所整備の医療機器等備品購入の内容、そして財産の減額貸付けにおいて北海道の歯科医師を選定された経緯、貸付け期間の設定理由については理解できました。私からは、1点のみ質疑をしたいと思います。 診療所の継続的な運営をしていただくことが望ましいと考えますが、医師に対しての市の支援はどのようなものを考えているかお伺いします。 最後に、令和3年度唐津市モーターボート競走事業会計補正予算についてお伺いします。 リニューアルオープン予定のスタンド棟1階の集客はどのくらいを見込んでいらっしゃるのかお伺いします。 以上で、第1回目の質疑といたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 大宮路議員のご質疑にお答えします。 3項目ございました。 1項目め、支援対象児童等見守り強化事業です。今回の補助事業対象となる団体は、子ども食堂、子ども宅食等の支援を行う民間団体とされております。民間団体と申しましても、その人数の定めを設けておりませんので、個人であっても子供等の状況把握、配達等を含む食事の提供や、必要に応じ基本的な生活習慣の習得支援、生活指導、学習支援等の事業を実施される場合は、任意団体として補助対象でございます。 2項目め、久里放課後児童クラブ施設整備費です。 まず、久里小学校周辺の放課後児童クラブとして利用できる施設を探しておりましたが、周辺で利用できる施設がございませんでしたので、新しく整備をすることといたしました。 施設整備に当たっては、子ども・子育て支援整備交付金を活用する予定でございますが、土地の購入についてはこの交付金の対象外となっております。久里小学校周辺に市有地はなく、財政上土地の購入は難しいため、教育委員会、久里小学校と協議した結果、久里小学校グラウンド内に建設することとなった次第でございます。 グラウンド内の建設位置については、久里小学校、地区の体育協会とも協議の上、決定いたしております。 久里小学校の敷地内に建設することは、児童が校外に移動せず、安全に過ごせる場所であり、一番望ましい場所と考えております。 3項目め、七山歯科診療所整備費です。 今回、七山歯科診療所の歯科医師として森氏を招聘するに当たり、診療所備品を購入する予算計上をしております。診療に必要な備品をそろえることにより、開業するための初期投資を抑えることができると考えております。 また、行政連絡員を通して地域住民への皆さんに七山歯科診療所の再開をお知らせしていただくほか、七山の地域おこし協力隊が発行する七山地域新聞やSNSを活用して七山歯科診療所に関する情報を発信するよう考えているところでございます。 開業後には定期的に森氏と協議する場を設けて信頼関係を築き、相談等がありましたら双方で十分に協議を行い、森氏に安心して歯科医院を経営していただくような環境をつくっていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 櫻庭ボートレース企業局長。          (ボートレース企業局長 櫻庭佳輝君登壇) ◎ボートレース企業局長(櫻庭佳輝君) 私からは、モーターボート競走事業会計補正予算に関するご質疑についてお答えをいたします。 スタンド棟1階の利用見込みということでございました。 スタンド棟1階につきましては、今年の11月末のリニューアルオープンを予定をいたしているところでございますが、新型コロナウイルス感染防止も踏まえまして、今年度につきましては、各スペースの利用可能人数の半数程度と見込み積算をしているところでございます。 1階のスタンド棟につきましては、施設全体のメンテナンス期間の5日間ほどを除きまして、年中無休での営業を予定をいたしております。 まず、遊具施設モーヴィの1日当たりの人数でございますけども、平日はフリータイム制といたしておりまして、大人と子供を合わせて50人程度を見ております。休日は少し多くなりますので、100分ごとの4クールの入替え制とする予定でございます。少ない日で200人、多い日で500人程度を見込んでいるところでございます。 次に、ボルダリングの1日当たりの人数は、個人利用のほうが平日は5人、休日は10人程度、団体利用では平日は1団体、休日は2団体と見込んでおります。 あとイベントホール、音楽スタジオ、キッチンスタジオにつきましても、平日は1団体、休日は2団体の利用を見込んでいるところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) それでは、支援対象児童等見守り強化事業費について再質疑をいたします。 補助対象団体につきましては、団体でも個人でも対象となるとの答弁でした。令和3年1月に策定されましたからつっ子未来応援プランに関わる事業のように見受けられますが、からつっ子未来応援プランとの整合性についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 プランの策定に先立ち、平成30年12月に市が実施いたしました子どもの環境調査によると、悩み事があるのに誰にも相談できずに抱え込んでいる子供や保護者が一定数存在し、どこに相談してよいか分からない状況に陥っていることが分かっております。その傾向は、困難度が高い世帯のほうが支援や居場所につながりにくい状況が明らかになっております。これらの調査結果を踏まえ、からつっ子未来応援プランでは、地域と連携した居場所に関する支援やアウトリーチ、この後「アウトリーチ」という言葉が出てきますが、アウトリーチとは福祉などの分野における地域社会への奉仕活動という意味でございます。地域社会への奉仕活動、アウトリーチにより積極的に支援を必要とする世帯を把握することや、地域において困難を抱えている子供を早期把握し、見守ることによって支援につなげることが必要としております。 このことから、地域ネットワークを活用した見守りが可能な本事業の実施が効果的であると考えておりまして、プランからの事業展開を行ったものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) からつっ子未来応援プランには必要な支援が確実に届く仕組みづくりや施策の展開を推進することを目的とすると書いてありますが、これまで行政ではアウトリーチによる支援はできていなかったのでしょうか、お伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 行政の立場として児童扶養手当等の経済的支援、虐待に対する相談支援等の既存の制度上の支援を行ってきているところでございます。 しかしながら、こうした制度の対象とならないところで困難を抱えた方々を発見することは行政のみの力では難しいと考えております。 本事業は、そうした家庭や子供たちを地域のつながりを利用して早期に発見し支援につなげることができるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 行政のみの力では難しいとの答弁でした。それでは、この項、最後の質疑になりますが、今後、この事業の実施主体の方から支援の情報提供はどのように行われますか、お伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 本事業は、実施団体が気がかりな児童等の実情に応じた個別の対応を早期に行うことが重要であると考えており、情報提供の方法については、電話、メール、報告文書など形式を限定せず、実施団体ができるだけ、できる限り早く報告ができる手法により情報提供をしていただくことを想定しております。気がかりな児童等があれば随時報告をしていただき状況に応じ適切に支援につなげていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) ありがとうございました。子ども食堂や子ども宅食をされている方は資金の面で大変苦労をされております。それでも手を止めずに続けられています。その気持ちを大切にし連携やバックアップをしていただきたいと思います。 次に、七山歯科診療所整備費につきましては市としても支援をしっかりしていくとのことですので、長期的な運営を続けていただけるよう期待して、次の質疑に移ります。 最後の項、モーターボート競走事業会計補正予算について、再質疑いたします。 スタンド棟1階の集客見込みは理解できました。 それでは、施設の利用に当たり申込方法や申請所等の提出が必要になるのかお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 櫻庭ボートレース企業局長。          (ボートレース企業局長 櫻庭佳輝君登壇) ◎ボートレース企業局長(櫻庭佳輝君) ご質疑にお答えいたします。 利用に当たっての手続関係でございますけれども、スタンド棟1階の有料施設につきましては施設に関する規定を制定する予定でございます。 利用に当たって電話での仮予約期間というのは設けたいというふうに考えておりますが、占有利用の場合は原則として、事前申込み、予約制といたしまして、メールまたは紙ベースで申請書を提出していただく予定でございます。 ただし、空きがございましたら当日の申請も受け付けるなど柔軟に対応はしたいと考えております。 モーヴィにつきましては、個人の場合でも昨日ご紹介いたしましたボートレース振興会とともに構築されましたモーヴィのLINE予約システムの利用をしながら受付をしたいと思います。 今後、施設利用に関する規定の制定に当たり、市民の皆様が利用しやすい方法を採用してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) ボートレース下関にもモーヴィがあり、大人から子供まで楽しめる施設としてSNSにもアップされていますし売上げも好調のようです。 ボートレース場を限られた方にしか利用されていない現状を打破し、地域に開かれた場所、そして身近な場所として市民の方々に利用していただけるよう、このリニューアルに期待します。 以上で、私の議案質疑を終わります。ありがとうございました。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 5番、清風会、井上裕文です。議案質疑を行います。 議案第55号、令和3年度唐津市一般会計補正予算中、商工費、土木費、消防費から各3項目の計9項目を質疑します。 前任者の重複分については割愛します。 最初に、商工費から、中小・小規模企業者事業継続助成金について伺います。 昨年から続くコロナ禍の影響が各方面に広がっていますが、対象となる事業者の業種や助成金の申請規模をどのように想定しているのか説明願います。 次に、企業誘致推進費について伺います。 IT関連企業の定義や事業目的に関しては前任者の質疑がありました。私からは事業スケジュールについて、まずお尋ねします。 次に、コスメティック産業推進事業費について伺います。 この事業にあるコスメティック産業集積促進補助金の制度の目的と概要のほか、今回の補正内容について説明ください。 次に、土木費から交通ユニバーサルデザイン化事業費について伺います。 この事業は、2007年度、平成19年度に策定した本市の交通バリアフリー基本構想に基づいた長期的な事業だと私は理解しておりますが、進捗状況についてお示しください。 次に、こどもを守る通学路づくり事業費について伺います。 工事内容についてご説明ください。 次に、公園等整備費について伺います。 事業に至る経緯と事業内容についてお示しください。 次に、消防費から防災対策諸費について伺います。 前任者との重複を避けるため、市民、市、県、災害協定を締結している企業がそれぞれどのように備蓄を進めているのかご説明ください。 次に、災害時等ホテル避難支援実証事業費について伺います。 事業目的に関連する部分ですが、前提としてなぜ分散避難が必要なのかについてご説明ください。 最後に、救助工作車更新費について伺います。 救助工作車1台が配備後16年経過し、私としてはエンジントラブルなどの故障リスクを懸念しておりますが、この救助工作車の現状についてお答えください。 以上で、1回目の質疑といたします。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 井上議員のご質疑にお答えいたします。 私のほうには3項目ご質疑がございました。 一つ目の中小・小規模企業者事業継続助成金の業種や規模についてご説明させていただきます。 昨年度、実施いたしました宿泊業、飲食業を対象とした観光産業持続化支援助成金、その他の商工業全般を対象といたしました中小企業・小規模事業者応援助成金の実績を見ますと、今回、助成金と同じ要件に当たります前年同月比売上高減少率20%以上であった宿泊業、飲食業の事業者への交付数が約760事業者、その他の業種の交付数が約1,690事業者、合計で約2,450事業者でございました。 また、前回、助成金の対象期間の後に売上げが減少した事業者も存在すると考えられましたので、市で認定を行っておりますセーフティーネット保証制度の認定申請状況を見ますと、今年4月までの認定件数から前回の助成件数の交付のダブりを除きますと、その数が約430事業者でございました。 どちらも飲食店や宿泊業をはじめとされます幅広い業種で売上げの減少が生じていることが見受けられたため、本助成金の対象者は商工業全般の広い業種と想定し、今回、助成金の対象となる売上高減少の事業者数を本市が把握しております前回助成金の実績及び、先ほど申し上げましたセーフティーネット保証制度の認定申請数を参考の数と捉えまして2,900事業者を想定いたしたところでございます。 2番目の企業誘致推進費のIT関連企業誘致促進業務委託のスケジュールについてご説明いたします。 今議会において承認をいただきましたら、他自治体のIT関連企業誘致に対して支援実績や豊富なノウハウをお持ちで当市の魅力などを引き出してもらえるような事業者をしっかりと選定をいたし契約手続を行いたいというふうに考えているところでございます。 契約後、9月から12月までの期間にIT関連企業に特化した誘致戦略を策定、その後、それに基づいた企業への提案資料も作成してもらいながら、市としてはターゲット企業を抽出、選定することを考えているところでございます。 その後、抽出した企業の中から委託事業者とともに年度内に向けて5件の企業訪問を行いたいというスケジュール感を考えているところでございます。 次、3点目でございましたコスメティック産業推進事業費におきますコスメティック産業集積促進補助金の概要、目的、補正内容のご質疑でございました。 補助金の概要につきましては、目的も踏まえますとコスメティック産業の集積を促進するという大きな目的でございます。 とりわけ本市での創業発生の誘発、それから雇用の創出となるよう本市に立地した化粧品等、医薬品及び保健機能食品関連事業を営む法人を対象としまして、市がコスメティック産業の集積に資すると認定した企業に対し補助金を交付するものでございます。 補助金のメニューとしては4種類ございます。一つ目に運営に係る経費の200万円を上限とする補助率2分の1の初期サポート補助金、二つ目に建物等償却資産の取得に要した経費1,000万円を上限とする補助率2分の1の設備投資補助金、三つ目に建物と設備機器の賃貸に要した経費を500万円を上限とします補助率2分の1の設備賃料補助金、最後に新規に地元雇用または市外から市内に配置転換をされた従業員数を基準として1人50万円を補助する上限2,500万円でございますけれども、その補助金を交付する新規雇用・配置転換補助金という状況でございます。 対象の期間は、補助の対象者として認定してから操業開始2年間で認定事業者が各期決算をしてから6カ月以内に実績に基づいて申請を行っていただき審査後に交付するものでございます。 今回の補正の内容につきましては、令和3年2月に本市と進出協定を結んだ化粧品関連企業が補助対象認定後、同2月末に決算を迎えられたことから年度中に交付が必要となったもので、補助金の種類につきましては、先ほど申し上げた三つ目に当たります設備投資補助金というメニューでございまして、立地に伴い取得しました浜玉町横田上の空き物件の取得費用1,000万円に対し補助率2分の1の500万円の補助金額を予算としてお願いしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 井上議員のご質疑にお答えいたします。 3項目ございました。まず、交通ユニバーサルデザイン化事業費の事業の進捗状況についてでございます。 この事業におきましては、唐津市交通バリアフリー基本構想の重点整備地区であります唐津駅周辺地区におきまして歩道の段差解消や点字ブロックの設置を行っているところでございます。 路線につきましては、唐津駅から市役所に向けての県道唐津停車場線ほか2路線、こちらのほうはもう完了されております。また、市道につきましては、大名小路線ほか9路線が対象となっており、合わせまして延長約3.2キロメートルに対しまして2.3キロメートルの完了、約72%の整備率となっております。 今年度は、引き続き唐津駅東新興町線、千代田町町田線の延長900メートル区間のうち630メートルの整備を行いまして事業の進捗を図ってまいりたいと考えております。 次に、こどもを守る通学路づくり事業の工事内容でございました。 今回、市道東山田線を予定しております。この市道東山田線は児童生徒の通学路となっておりますが、車道と歩道が区分されておらず高さも同じ現状であるため、歩車道区分が曖昧な状況となっており危険であることから工事を実施するものでございます。 工事内容につきましては、歩道と車道の間に縁石を設置いたしまして歩車道を明確に区分するなど、歩道整備116.5メートルを実施していきます。 次に、公園等整備事業の経緯と内容でございました。 本事業につきましては、市民はもとより障がい者や高齢者、観光客や外国人観光客にも対応できるよう中心市街地に設置しております公園内トイレについてバリアフリー化及び多言語対応を行い、町なかの快適な環境づくり整備としまして国の補助事業である社会資本整備総合交付金を活用し、令和元年度から令和5年度までの5カ年を対象として事業を進めているところでございます。 事業内容としましては、中心市街地に設置しております公園内トイレのバリアフリー化として5カ年で17基の和式便器を洋式化に改修を行うものでございます。 17基の内訳としまして、令和元年、令和2年にかけて2カ年で5基が既に完了しております。令和3年度は当初予算で3基、今回の補正予算で2基を計上し、計5基を整備していきます。また、令和4年、令和5年にかけまして2カ年で残りの6基を予定しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 防災対策諸費に関しまして、備蓄数量の進め方についてのご質疑にお答えいたします。 災害発生時は被災地域における流通機能が停止するなど、外部からの救援物資が届きにくい状態になるということが懸念されます。市民には家庭における3日分の非常持ち出し品を備蓄しておくことを普及、啓発をさせていただいているところでございます。 また、自主防災組織においても昨年度から本市の自主防災組織育成事業補助金におきまして備蓄食料、備蓄飲料水、そういったものを補助の対象といたしまして地域における備蓄を推進させていただいているところでもございます。 今回、本市の備蓄につきましては、国や県が示します指針、計画、要領、また唐津市地域防災計画に基づく防災備蓄計画を作成しました上で本市の人口の5%、5,968人という数字を基礎にそれぞれの品目で数量を算出したものを年次的に備蓄するものでございます。 また、協定に関しましてですが、災害時における食料、飲料水及び生活必需品等の供給に関する協定というものを市内外の民間等の事業者19事業所と締結をさせていただいております。 協定の締結先から提供いただけます品目につきましては、飲食物が10種類、生活必需品等が22種類となっておりますが、数量に関しましては規定がされておりませんので、その時々の在庫状況に頼ることになるかと思います。 激甚災害等で避難が長期化しましたような場合、最終的には自衛隊、日本赤十字社の救援物資、それから国のプッシュ型支援といった物資調達に頼ることになると考えているところでございます。 次に、災害時等ホテル避難支援実証事業で分散避難の必要性についてのご質疑でございました。 分散避難についてでございますが、避難場所であります公民館、小中学校に行くことだけが避難ではございませんで、それ以外にも安全な親戚、知人宅、またホテルに移動していただいたり、安全と判断がされれば自宅にとどまるということなど様々な避難行動がございます。 集中豪雨により土砂災害や浸水被害の発生など、自然災害は近年の状況のとおり突発的に発生するというおそれがございます。新型コロナウイルス感染症の終息が見えない中で避難場所を開設する必要が生じた場合に感染症対策にも万全を期すことが重要となっております。 感染拡大につながる3密を防ぐためにも従来の避難場所に加えまして安全な親戚、知人宅やホテル等への幅広い分散をして避難するという必要性を認識しているところでござまして、市民の皆様に対しましても様々な避難行動を推奨しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 青山消防長。          (消防長 青山幸生君登壇) ◎消防長(青山幸生君) 井上議員のご質疑にお答えします。 配備後16年経過している救助工作車につきましては、クレーン、ウインチ及び大型照明にエンジンの動力を伝達するPTOと呼ばれる装置に過去3年間において故障が3回発生しております。故障の期間は数日間でありましたが、修理中に資機材搬送車に救助資機材を積載して出動しております。 これまでのように故障につきましては車両点検の際に確認したものでございますが、今後、災害出動中に故障により人命救助に支障が出る可能性がありますので救助工作車の更新が必要と考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) それでは、中小・小規模企業者事業継続助成金について再質疑します。 1点目の質疑で、助成金ではなく市のセーフティーネット保証制度の申請数を踏まえて幅広い業種を考慮し事業者数を推定するという細かい想定であるというご答弁でした。 次に、今回の補正で対象外としている同種の助成金の助成状況についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 今回、お願いする助成金の対象外と考えております同種の支援策は今年度の1号補正予算の二つの事業を想定しているところでございます。 一つ目は、保健福祉部所管ですが、医療機関等応援助成事業でございまして、現在、申請受付中ということで、この対象は病院、診療所、歯科診療所、薬局で合計226件に対し助成額は合計8,570万円を予定している事業でございます。 二つ目は、未来創生部所管であります生活路線バス等運行維持支援補助金で、こちらも既に手続中ということで対象者は1事業者、補助金の内容は営業所運営管理費100万円に加え、車両の運行維持に対する支援として乗合バスが1台50万円、乗合タクシーが1台25万円で合計4,725万円を予定しているという事業、この二つの事業を今回の商工業への助成の対象外というふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 漏れも重複もない対応が求められますが、同種の助成金も併せて、一定程度、行き渡っているということが理解できました。 次に、今回の助成額の上限を10万円という定額にした理由についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 助成金定額の理由でございます。 コロナ禍の影響を受けている市内商工業全般の中小・小規模企業者を広く対象にしたいという考えは先ほど述べたとおりでございまして、そのため限られた財源の中で事業継続に取り組まれている事業者の方々を支援させていただきたく、これまでの県の応援金、それから県内他市の同種の助成金も参考といたし1事業者当たり助成の額を低額で10万円としたいというふうに考え至ったところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 支援の範囲の広さと狭さ、支援額の多い、小さいはトレードオフの関係なので合理的だと考えます。 次に、助成対象を全て事業者単位に統一した理由についてご説明ください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 昨年度4月補正を行いました観光産業持続化支援助成金につきましては、早い段階からコロナ禍の影響が売上高等に表れていた旅館、飲食店を対象に休業しても必要となる宿泊施設、店舗の固定経費に着目し、施設、店舗単位での助成といたしたところでございました。 一方、昨年度6月補正では中小企業・小規模企業者応援助成金、コロナ禍の影響が宿泊業、飲食業に限らず広い業種に波及してきたことから商工業全般の業種を対象にすることとし、業種の拡大に伴い事業所や店舗の有無や施設数、規模など多数となることが考えられましたので、その当時、事業者そのものの経営安定、事業継続を目的として事業者単位とさせていただいた経緯がございます。 今回の助成金についても、先ほど来ご説明しているとおり宿泊業、飲食業などに限らず特定の業種のほか商工業全般の幅広い業種でコロナ禍の影響を受けている事業者の方々全てを対象にしたいということから、今回は事業者単位という助成を考えたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 事業者そのものの経営安定、事業継続という目的と合致させたということが理解できました。 市の独自策でも支援策がある程度は充実しておりますが、国や県などの支援制度と併せて必要な支援策がそれらを求める事業者に届くことが重要です。 異なる事業主体の支援策を含めて、どのように周知しているのかお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 現在、市のホームページで新型コロナウイルス感染症に関する事業者・労働者支援などの一覧といったバナーを貼りページを掲載しているところです。事業者向けなどの支援策を市の事業のほかにも国や県の支援策について随時更新を行っているところでございます。 そのほか、事業者支援の内容など、主には電話が多いんですけれども、一部の方は来庁もあります、それからメールの問合せもあっております。全て経済観光部の所管で対応しておりますが、県の事業の問合せについても同じように受けておりますので、可能な限り申請書様式についてはあらかじめ手元に持ちながら、メールや電話の方についてはホームページ等をご案内し、来庁された方には窓口でお渡ししているという状況でございます。 そのほか、市の経営相談窓口も設置しておりまして、相談内容に応じて利用できる制度があれば、国、県、市の制度に関わらず国や県のいろいろな制度を紹介させていただいているというところです。 また、商工団体におきましてもいろいろと上部団体から情報を得られており、各支援策の周知、紹介、相談対応なども行われているというところで、市の支援策については特に市から分かりやすい情報に加工し、会員の方々やお問合わせにしっかりと対応していただくようお願いしているところでございます。 事業者支援という目的の下では、担当部署、商工団体で共有することが必要だと考えておりまして、毎月1回程度の定例会議を開催し情報共有と意見交換を行い、普段から連携に努めているところでございます。 とりわけ、議員からご質疑のありましたとおり、国、特に県においては第1弾、第2弾と回数を重ねてより複雑な支援も出されております。事業者にとってはなかなか複雑で分かりにくいという問題もあると思いますので、事業者にとって分かりやすい状況に私どもが少し加工なり手直しをして、それぞれの状況を踏まえた上で漏れなく活用いただけるよう、そして事業の継続に向けて解決のお手伝いができるよう案内の周知に努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 事業者目線を意識しているということが理解できました。 以上で、中小・小規模企業者事業継続助成金に関する質疑を終わります。 それでは、企業誘致推進費について再質疑します。 スケジュールに関しては理解できました。 次は、年度内に5件の企業訪問とする数値目標についてお尋ねします。 インターネットの発達に伴い民間では訪問しない営業、具体的にはオンライン面談やホームページの充実、SNSの活用といったインサイドセールスが広まりつつあります。対象がIT関連企業ならば、さらにこの傾向は強まるでしょう。直接、人と会う姿勢を否定するつもりはさらさらありませんが、あえて企業訪問を基準に5件という数値を設定した理由についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇)
    ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えいたします。 企業誘致の在り方につきましては、議員から先ほどご提示がありましたように、いろいろとコロナ禍において様々な変化をしているものと思います。ただ、これまで行政の手法として現地視察や進出に結びつけるための契機となる誘致活動というのは、まずもって訪問というふうなところを誠意を持って対応させていただいたというのが根底にございまして、当然、直接訪問が第一義でありますけれども、議員ご指摘のとおりオンラインとかで始まる場合も今は出てきております。 今回、作成する提案資料などの中には、当然、面談以外にもファーストコンタクトとしてはオンラインなりウェブ会議等をやっていく手法も盛り込んでまいりたいというふうには考えているところではございます。 ただ、私どもとしては予算を計上する上では必ずやらなければいけない課題として、私どもの実績のある企業訪問という数を政策の目標に捉えて、これまでの累積として3カ年ほどで5回しか達成できておりませんでした、これを今回の補正予算をもって年度内に5回だけは実現させていただくという最低目標を立てさせていただいて、今回、予算計上としたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 企業訪問については理解できました。 それで、戦略の策定や資料の作成、企業訪問するのは市なのか選定した企業なのか、最初のご答弁でよく分かりませんでした。業者次第という流動的な要素もあるからだというふうに推察しますが、どのような企業をIT関連企業の誘致のパートナーに選びたいのか、その選定の在り方、基準、考え方、こういったものについてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 先ほど来、私どもの今回、初の試みでありますIT関連企業に特化した誘致戦略という点では、まだまだ私共々不慣れな面があると思います。当然、それがゆえに専門の方に業務委託をして実施をしてまいりたいという考えでございますので、IT関連企業の実績、その実績というのも実際にこういう私どもと同じよう規模の自治体にオフィスの進出なりサテライトを手がけたといった実績のある方を、ぜひその相手方と選びたいと思っておりますし、私どもが持つ地域課題、特殊性もございます、そういったものを肌に感じていただけるような正義ある業者を私どもとしては選んでまいりたいと思っておりますので、基本そういった意味では金額のみならず提案を受けるプロポーザル方式をもって私どもの期待に応える業者を選んでまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 理解できました。実績や能力を持った企業に関心を持ってもらえるような市としての提案も必要だと考えます。 次に、市の職員の関わり方、ある程度、業者にお任せするのか、それとも市が主体的に戦略の策定や資料作成、企業訪問に取り組んで業者がアドレスをするという程度なのか、市としてどの程度、関与するのかについて教えてください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 市の職員の関与ということでのご質疑でございました。 業務委託につきましては、当然、粛々と受託者がやっていくわけですけれども、私どもがやりたいことというのは私どもの中にしっかりあるわけですから、誘致戦略や提案資料の作成、それからいろいろと訪問や訪問後のアフターフォローというのは委託事業者に任せきりにするというのは到底考えておりませんで、市の職員としてこの予算を有効に活用して、本来の目的であります少しでもIT企業に交渉を続け実現につなげたいという思いで積極的に関与し、効果的な業務の執行に努力してまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) IT関連企業の誘致は、今年度だけではなく将来の唐津市にとって非常に有意義な事業だと考えます。そうした長期的な視点を持って今後のIT企業誘致についてどう進めるのかについてお答えください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 今後のIT企業誘致についての考え方のご質疑でございました。 先ほど来お答えしていますとおり、今回、初の試みであるIT関連企業に戦略的にアプローチするという資料を作るという点では、予算を投じたこの資料を今年度以降も使っていく所存でございます。 特に、状況に応じて、それから実際に出向いたところで企業側も戦々恐々と変わっていくことも考えられますので、一度作ったものであっても必要に応じてブラッシュアップし、次年度以降も活用してまいりたいというふうに考えているところでございます。 また、今回の事業によってもたらされる成果、それから費用対効果などもしっかりと検証し、有効な事業の検討や誘致手法の研究も併せて行いながらIT関連企業の誘致に取り組んでまいる所存で、今後、誘致を進めてまいりたいという考えでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) ありがとうございました。原議員も指摘なさっていましたが、全国各地の自治体がライバルです、次年度以降の事業化というものを意識したものにしていただきたいと強く願います。 それでは、コスメティック産業推進事業費についてお尋ねします。 1点目の質疑で、この補助金制度の概要から本市に欠かせないものであることは理解できました。 交付対象企業の有限会社ルズの事業概要をはじめ進出に伴う雇用創出効果などについてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) コスメティック産業に関する再質疑にお答えいたします。 交付対象となりました、先ほどご提示のありました有限会社ルズの事業概要でございますが、本社が東京都品川にございまして、平成13年に設立、香り製品、香水、化粧品の製造、それから販売等を担っている企業でございます。 国内拠点として、東京に本社とラボ、それから静岡に工場があり、社員数は15名とのことでございます。 企業におかれましては、自社ブランドの香水等を製造し年間8万本を出荷され、アメリカや台湾などへの輸出など海外展開もされており、昨年度の年商は3億6,000万円、コロナ禍の現状においても売上げが増加されているという状況でございます。 受託製造事業も国内では需要が増加しており、国内における香水市場は拡大している中で、しかも国内で香水を製造するという会社は非常に少のうございます。そういった少ない中の会社の中で、この有限会社ルズは既設の自社工場の製造ラインでは間に合わなくなったということから生産体制を拡充するために本市に進出されたという経過がございます。 進出の内容としましては、先ほど紹介した浜玉町横田上に香り製品の製造を中心とした化粧品製造工場を整備される計画でございます。 企業の進出に伴う効果としましては、製造体制の拡充により全体で現状の1.5倍から2倍の生産量ということで、新工場では、売上高は令和元年度に3億円、雇用は6人が計画されております、その後、順調であれば令和8年度までには売上げを3億円、雇用10人を計画されているという内容となっております。 ほかにも効果としましては、土地の売買から新工場の設計業務、改修工事においていろいろと携わる事業者を市内企業から利用されるというふうな予定を伺っております。 そのほかにも、操業開始後は生産工程において香り製品の製造という特徴もあって、唐津産原料を使っての製品作り、それから検査業務の委託、消耗品の購入等におきましても市内からできる限り調達される予定だと伺っており、地域経済活性化にも一定の効果が生じてくるものというふうに捉えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 有限会社ルズの進出によって一定の経済効果が期待できることが分かりました。 この補助金全体の実績と成果についてご説明ください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 当補助金のこれまでの交付実績ですが、平成28年度から制度をスタートさせておりまして、令和2年度までに進出企業4社に対しまして合計4,411万3,000円の補助金を交付いたしております。 成果としましては、とりわけ補助メニューの一つであります新規雇用・配置転換補助金の対象となる地元雇用者は17人が補助対象となって交付しておりますので、この17人という大きな雇用が生まれたというのが大きな成果だと捉えているところでございます。 そのほか、企業の進出に伴い雇用の創出のほかにも域内調達、出張用務といった関係者がこの地を訪れ、宿泊や消費活動を行っていることも一つの成果だというふうに捉えております。 この補助金が要因となり、立地した企業が化粧品関連製品の製造等に伴う地元関連企業と連携をし企業活動を展開されることによって本市における継続的な経済効果がもたらされているものというふうに捉えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 効果に関しては理解できました。ただ、成果指標の客観的な物差しと言うか、唐津市のコスメティック産業推進事業に関してもそういう客観的な判断基準を示すことが重要だと考えております。先ほどのご答弁の後半の部分ですね、成果指標や事業評価の結果といった何らかの基準についてお示しいただけますでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 成果指標等に関するご質疑にお答えさせていただきます。 市におきましては、今回お願いしています集積補助金のほかJCCの運営支援を行っています負担金も交付しております。ジャパンコスメティックセンターとともにコスメ関連産業の集積と雇用の創出に取り組んでいるところでございます。この成果指標、評価でございますが、令和2年度には佐賀県の包括外部監査の結果報告におきましては、議員ご指摘のありましたようなコスメティック関連の項目に客観的な成果指標が設定されているご指摘も受けた背景もございます。本市におきましては、第2次総合計画後期基本計画基本政策にコスメティック産業を初めとした企業誘致といたしまして、令和6年度までに3つの成果指標を掲げております。1つ目に、コスメティックの企業誘致件数で数値目標10件掲げておりまして、これには令和3年3月末において8件でございまして、達成率80%です。2つ目に、地元事業者のコスメティック産業への新規参入件数目標10件に対しまして令和3年3月末現在では7件ということで、達成率70%となっております。3つ目の地元農林水産物のコスメティック原料素材としての供給数というのを33品目目標を立てておりましたが、令和3年3月末現在におきましては92品目でございまして、目標を達成し、2.7倍ほどの実績というふうになっております。 現在まで目標に達していない数値指標につきましては、関係団体とも連携を取りながら早期の目標達成に向けてさらなる努力をしていく所存でございます。また先ほど既に目標に達した数値につきましては、目標指標の設定、もしくは目標の更新といった見直しを今後行ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 地元の農林水産物を原料とした製造物の供給数が目標の約3倍になっていて、ほか2つの目標値も達成間近だということは理解しました。 この項、最後の質問となりますが、先ほどの成果指標を意識しつつ、この事業の今後の展開についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 これまで行ってきましたこの事業の今後の展開というご質疑でございました。引き続きこの事業についてはまだ計画年次でございますので、展開しているわけですけど、とりわけ集積ということも大事ですが、やはり地元雇用、地元産業への貢献というようなこともこれから先はしっかり取り組んでいかなくてはいけないというふうに考えております。そういう意味ではもう少し足りない産業の集積も加速をさせながらも、申し上げたとおり市内の企業者の方々の新規参入であったり、いろんな取引の中で域内調達に携わっていただくというような視点、それから産地形成として素材を作っていただくといったことも視野に入れながら、この唐津の地でコスメビジネスを操業、それから企業、そういったことをしやすい環境の整備を一躍整え、それを全国に発信し、日本で最もコスメビジネスがしやすい町、唐津を目指しまして、県及びJCCともに事業展開を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 私個人として地域経済の起爆剤としてコスメ関連事業に期待しております。 それでは、土木費から交通ユニバーサルデザイン化事業について伺います。 1回目の質疑で、唐津駅周辺の整備を長期的に進めているというふうに理解しましたが、国の交付金の配分額が市の要望額を下回るのが近年、常態化しているようですが、財源確保についてどうなさるのかについてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 財源につきましては、国土交通省所管の社会資本整備総合交付金及び公共事業等債を活用して事業の進捗を図っているところでございます。この事業に関しましては、弱視の方も視認がしやすい既存点字ブロックの更新や歩道の段差解消など、誰もが使いやすい歩行空間の早期整備の実現が求められます。このため、交付金の安定した配分を得られるように国・県に対しまして継続して要望を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 財源確保を粘り強くというご答弁でした。それで、今後の事業予定についてご説明ください。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 現在、唐津駅周辺地区の整備を推進しておりますが、この地域の整備が完了した後は、もう1つの重点区域でございます東唐津駅周辺地区の整備に着手する予定でございます。こちら東唐津駅周辺地区につきましても、歩道段差解消及び弱視の方も視認がしやすい点字ブロックへの更新整備を重点的に実施する予定でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 承知しました。 それでは、次に、子どもを守る通学路づくり事業費の再質疑に移ります。 事業の意義や工事内容については理解しました。市のホームページで唐津市が事業主体として10カ所程度の対策を予定していることが把握できました。この補正では、東山田線の1カ所ですが、今後、どのように進めるのでしょうか、ご説明ください。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 通学路プログラムの対象箇所につきましては、各関係機関がそれぞれ主体となりまして、多方面の事業にて対策を実施しているところでございます。今回、子供を守る通学路づくり事業では、市道東山田線1路線のみの選定を行っておりますが、その他の路線につきましても唐津第五中学校前の東町和多田線道路改良事業、道路維持課の維持事業などその他の事業において通学路整備を実施しているところでございます。今後も引き続き早急な対策、事業の実施に努めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 実施状況については理解できました。 それでは、次の公園等整備費に移ります。1点目の質疑で、公園等整備費の事業目的や内容を理解しました。観光都市として和式から洋式への変更は速やかに進めるべきだと考えます。この項最後の質疑として、事業費の財源確保をどうしてきたのかについてお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 公園整備等事業の5カ年の全体の財源といたしましては、国の補助事業である社会資本整備総合交付金と公共事業等債及び市一般財源となります。また5カ年の全体事業費600万円に対しまして、事業費の4割に当たる240万円が国費となります。この国費の240万円は5カ年に分けて調整された額が各年度に配当されております。今回、お願いしております補正予算80万円につきましては、令和3年度分の国費配当金の増額に伴いまして未整備分のうち一部を令和3年度分に前倒しをする形で6月の補正予算に計上させていただいたところでございます。 なお、今回の補正額80万円は配当金の増額分となるため全額国費となる予定でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 未整備分の一部を前倒ししたということが理解できました。今回のような柔軟なご対応を今後もよろしくお願いします。 それでは、消防費の防災対策諸費について再質疑します。 1点目の質疑で、災害という非常時に備えて市民・市・県・国・企業、それぞれが物資を蓄えるということが重要だということで理解いたしました。特に災害協定を締結している企業や団体による流通備蓄や近隣自治体との災害支援をどのように活用したいのか、確認させてください。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) まず、災害協定を締結しております事業所との協定内容でございますが、市から要請を受けたときは保有物資を優先供給及び迅速な運搬への協力を行うとうたっておりまして、本市の要請に基づきまして品目を運搬まで行っていただくこととなるものでございます。 次に、近隣自治体との災害支援でございますが、平成24年3月に佐賀県と県内の20市町によりまして、佐賀県市町災害時総合応援協定というものを締結いたしております。この協定によりまして、被災した市町が単独で十分な災害対応ができないときに、県とか周りの市町から食料、飲料水及びその他の生活必需品の提供の支援が行われることになっているものです。 一方で、協定の中ではそれぞれの自治体が平時の活動としても防災に関する施設、それから資機材を整備すること、並びに防災に関する組織の育成に努めることと、こういうことがうたってございます。県、各市町におきまして、県が定めます備蓄体制整備要領に基づき備蓄が進められているという状況でございます。 本市におきましては、大規模な災害の発生がない、長期の避難所を開設した経験がない、災害協定や応援協定による物資の提供を受けた経験、そういったものがございません。しかしながら、いつ発生するかわからない災害に備えまして、支援や受援といったものが円滑に行えるよう努めていかなければならないと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 民間との連携や近隣自治体との連携が進んでいるということが理解できました。 次に、備蓄数量や品目に応じて年ごとに順を追って入れ替えていくというコストが発生しますが、備蓄品の更新方法についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 備蓄いたします各品目の更新の考え方につきましては、大きく3つに分類して整理いたしているところでございます。 まず、食料・飲料水につきましては、基本的に5年間の賞味期限を有する物を購入してまいります。中には5年間の保存が効かない物もございまして、そういった物はなるだけ賞味期限が長い物を購入するようにいたします。 次に、おむつや生理用品など衛生用品につきましては、長期保存可能な仕様を選ぶように計画をいたしておりますが、直接肌に触れるといったデリケートな物でございますので、清潔であるということが求められる物でございます。納品から3年を目安といたしまして、今回、初めて購入させていただきますので、その状態を確認しながら必要に応じて入れ替えを行ってまいりたいと考えております。 また、避難所生活に必要な寝具類、調理器具、照明類などの生活必需品につきましては、それぞれの使用状況、保管状況等を確認いたしまして必要に応じて入れ替えを行ってまいります。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) ありがとうございました。 これまでのご答弁で、市民の自助としての備蓄も重要であるということが分かりました。そこが担保されてこその計画だと思います。 そこで、市民による備蓄をどのように促すのか、ご説明ください。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 市民の皆様方に対しましては、非常持ち出し品の啓発ということで、唐津市防災マップに避難するときの心得といったものを掲載させていただいておりまして、ホームページでもご確認いただけるようにいたしております。 一部ご紹介させていただきますと、非常食は最低家族3日分が必要であることや、自ら十分な準備をすると安心であること、非常持ち出し袋には両手が開くようなリュックサックが便利であると、そういったことを記載させていただいております。 このような日頃の備えであったり、避難方法などを各地域の要望がありました場合に積極的に職員が出向きまして、防災講話等を行ってお話をさせていただいているところでございます。非常に地道な活動でございますが、直接お伝えするということが重要だと考えております。今後も継続して啓発活動を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 分かりやすい言葉を用いて様々な場で啓発しているということが理解できました。 それでは、次の、災害時等ホテル避難支援実証事業に移ります。 1点目の質疑で、分散避難の必要性を踏まえてこの実証事業を行う意義がより理解できました。実証事業の参加者について、利用制限や利用年齢制限に関する考え方をご説明ください。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 今回の実証事業の補助対象でございます。基本、市内の居住者を対象といたしておりますが、介助者として付き添う方は市外居住者の方も対象として実施するものでございます。1回の利用での家族の人数の上限、それから利用される方の年齢につきまして制限はございません。障がい者とか高齢者など、対象を絞るべきかという検討もいたしましたが、今回は条件を付さずに実施させていただきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 利用制限や年齢制限を設定すると、かえって実証事業の目的からは離れてしまうので、より実践的なご答弁だなと、事業だなとは私は考えています。 それでは、この事業をどこが、いつ、どのように行い、有効性を判断するのかについてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 実証の内容でございます。宿泊施設利用者、そして実務を行います行政側、それぞれの観点で検証を行いたいと考えております。まず、宿泊施設につきましては、通常のチェックインの時間から外れた時間帯に避難情報が発令された際、緊急的な受け入れが可能であるかどうかというのを確認してまいります。今回、ご協力いただけます宿泊施設との事前の打ち合わせにおきましては、大広間とかレストランなど食事会場、それから大会議室、そういったスペースを利用して受け入れの部屋が手配できるまでの間、一時的に受け入れ対応が可能であると、そういった回答をいただいております。受け入れに支障がないか、スペースの確保が必要であるかなど、宿泊施設の対応に必要となるものというものを確認させていただきたいと考えております。 また、避難される方につきましては、利用者の基本情報、ホテル避難をする理由、予約のタイミングなどについてアンケートを行い、利用された方の意見等を収集したいと考えております。 補助金交付の実務を行います危機管理防災課といたしましては、申請手続の適正化、またその業務量、そういったものを図ってまいりたいと考えております。 有効性の判定につきましては、それぞれの実証結果を踏まえ、また意見を聴取し、総合的に判断したいと考えております。単なる宿泊補助ではなくて、大雨や洪水、台風接近時といった緊急的な状況での宿泊補助という特殊性がございますので、今回の実証事業におきまして問題点等の洗い出し、それに伴う制度の見直しを実証させていただきまして、最終的に安心・安全な事業となるよう検証に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 宿泊施設、利用者、担当部署という3つの分野で細かな検証をするというご答弁でした。分散避難の必要性だけではなく、避難所運営携わるであろう職員負担の軽減を含めて意義のある事業だと受け止めました。 それでは、最後に、救助工作車更新費について再質疑します。 1点目の質疑で、過去3年で3回という故障が相次いでいるという実態が浮かび上がりました。大きな災害が近年、日本各地で相次いでおりますが、機能強化した救助工作車を唐津市に導入するメリットを教えてください。 ○議長(笹山茂成君) 青山消防長。          (消防長 青山幸生君登壇) ◎消防長(青山幸生君) 再質疑にお答えします。 唐津市において年間約40件発生している救助出動の約半数は交通事故に伴う出動でございます。交通事故現場付近の道路は渋滞が発生している場合が多く、一般通行車両を道路脇に誘導しながら緊急走行することになるため、車両の小型化によりスムーズに進行できることは現場到着までの時間短縮につながり、早期の人命救助に有効と考えております。 また、唐津市は上場台地及び背振山系など、丘陵、山岳地帯が多く、遠距離かつ道路が狭い地域での災害が毎年発生しております。出動から現場到着までに40分以上かかる地域もあるため、車両の小型化により、現場到着までの時間短縮及び後部座席空間の大型化により、出動時の車内における救助資機材の準備や装着、災害現場到着後に直ちに活動に移ることが可能となり、迅速な人命救助につながるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 現場到着までの時間短縮、あと活動の迅速化という2点でメリットがあるということが、唐津の地域特性と照らし合わせても分かりました。 一方、乗車定員が1人減っておりますが、1人減ることで活動に支障はないのかについてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 青山消防長。          (消防長 青山幸生君登壇) ◎消防長(青山幸生君) 再質疑にお答えします。 消防法に基づく救助隊の編成、装備及び配置の基準を定める省令第2条により、特別救助隊の編成は隊員5人以上と定められております。当消防本部の出動体制につきましても、省令に基づき乗車隊員の最大人員5人としており、乗車定員が6人から5人に減少することにつきましても支障はございません。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 現状を踏まえて定員減は何ら影響がないということが分かりました。 救助工作車に載積される救助器具の詳細についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 青山消防長。          (消防長 青山幸生君登壇) ◎消防長(青山幸生君) 再質疑にお答えします。 救助工作車に積載されている救助器具につきましては、クレーン、ウィンチ、ジャッキ等の油圧器具、エンジンカッター、チェーンソーの切断用器具、有毒ガス等の検知器、化学防護服、空気呼吸等の隊員保護用資機材及び山岳救助用の担架等がございます。なお、救助工作車と同時に更新予定の救助器具につきましては16年前に更新して老朽化した資機材になります。また、現在の救助工作車に積載している使用可能な資機材につきましては、積み替えて使用する予定でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 市民の安心・安全に関わるものであり、老朽化した救助工作車と救助器具は共に更新すべきだと考えます。 これで、私の議案質疑を終わります。ありがとうございました。 ○議長(笹山茂成君) 13時に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午前11時57分  休憩                     午後 1時00分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(笹山茂成君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑を続行します。 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 13番、清風会、山下壽次です。議案質疑をいたします。 議案第55号、令和3年度唐津市一般会計補正予算より6項目議案質疑をいたします。 前任者と重複いたしました総務費、地域エネルギー創出事業費は、前任者の質疑で事業内容、目的等把握できましたので、質疑を取り下げます。また、これまでの質疑の中で重複している質疑については、極力省略しながら議案質疑をいたします。 まず、総務費、DX推進事業費は、新型コロナウイルス対応において明らかとなった行政のデジタル化の遅れに対処するとともに、AI、LINE等を活用することにより業務効率化、行政サービスの向上及び住民の利便性を図ることが目的と概要書に説明されております。 また、事業内容等については、前任者の質疑にありましたので、私からは、令和2年12月25日に示された自治体DX推進計画の概要及び方針における基本的な考え方について質疑いたします。 次に、衛生費。ごみ処理施設整備推進費についてお尋ねいたします。 本事業は、新たなごみ処理施設整備を見据え、現状分析、課題の抽出を行うとともに各種データを収集し、基本構想策定に向けた基礎資料を作成するものとあります。事業目的、内容等については、前任者の質疑にありました。 既存のごみ処理センターは、平成30年度に長寿命化事業が完了し、令和10年度までの稼働を目標としております。ごみ処理施設の新設もしくは改良には長期間の年月が必要で、令和10年度の施設、機械類等の耐用年数切れが間近に迫っております。今後、どのようなタイムスケジュールを考えられているのか、お尋ねします。 次に、農林水産業費、さが園芸農業者育成対策事業補助金についてお尋ねします。 まず、今回の補正理由である県費補助率のかさ上げについて、経営力向上志向経営体育成のうち、中山間地域要件に該当する事業は、令和2年度から県補助率が3分の1から5分の2に増嵩されました。それが今回、さらに2分の1に増嵩となっております。どのような経緯があったのか、お尋ねします。 次に、明日の農業者支援事業費についてお尋ねします。 前任者の質疑で事業の概要、趣旨等については理解できました。私も、新規就農者ステップアップ支援事業で新規就農者の育成等を図るのは重要なことと認識しております。 しかしながら、研修終了後の新規就農には、農地や施設、地域の理解など様々な問題があると考えます。そのためには、円滑な就農につながる支援や体制づくりが重要と考えます。 私からは、1点のみ、どのように取り組まれるのか、お尋ねします。 最後に、複合経営等漁家経営改善支援事業補助金について質疑いたします。 当該事業の目的は、漁業者等の複合経営等へ支援し、漁家経営の安定を図るとあります。事業の概要と補助額の算定方法についてお尋ねします。 これで1回目の質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 山下議員のご質疑にお答えいたします。 まず、国においては、オンライン化、リモート化による働き方改革、学び改革、くらし改革により、長期間または断続的な接触機会の減少の中にあっても社会が機能し、経済が成長可能となるようにするとともに、テクノロジーを駆使した災害対応を進め、デジタルにより強靭化が進められており、デジタル社会の形成に関する施策を迅速かつ重点的に推進するため、令和3年9月にデジタル庁を設置することとされ、その所掌事務及び組織に関する事務事項が定められたところでございます。 今般の緊急事態下でのデジタル対応についての課題といたしましては、在宅勤務におけるテレワークでは、手続や契約に係る書面の押印の慣行などに起因して出勤を余儀なくされたケースなどが指摘されており、喫緊に取り組むべき事項として国と地方を通じたデジタル基盤の構築やマイナンバーカードを基盤としたデジタル社会の構築の必要性が求められており、書面、押印、対面に関する制度、慣例の見直しなどを進めることから、総務省では令和2年12月25日に自治体DX推進計画が作成されたところでございます。 具体的には、自治体の情報システムの標準化、共通化、マイナンバーカードの普及促進、行政手続のオンライン化、AI、RPAの利用促進、テレワークの推進、セキュリティ対策の徹底が掲げられているところでございます。 本市といたしましては、今後、人口減少が進む中で自治体運営のスリム化などが求められており、人手不足を補いながら行政運営の効率を上げることが重要と考え、ICTを利活用し、業務の改善やシステムの標準化に取り組み、行政事務の効率化と最適化を進め、行政サービスの安定的な運用を図り、職員負担を最小限化し、住民サービスを最大化することを目指しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 山下議員のご質疑にお答えいたします。 ごみ処理施設整備の今後のスケジュールということでございますが、一般的にごみ処理施設の耐用年数はおおむね20年から25年とされておりますが、現在の唐津市清掃センターは、平成9年4月に供用を開始し24年が経過しております。 しかしながら、議員ご案内のとおり、平成26年度から平成30年度にかけまして、基幹的設備改良工事、いわゆる長寿命化事業を行っておりますので、現状では、令和10年度までの稼働を目標としているところでございます。 令和10年度時点で稼働年数は32年となり、施設、機器類の耐用年数を大きく超えることとなりますが、再長寿命化事業行えば、計画では令和25年までの稼働目標が可能となります。 今回の事前調査業務では、新しいごみ処理施設建設と既存施設の再長寿命化の比較に向けた基本条件の整理を行い、基礎資料とする予定としております。今後、新ごみ処理施設整備事業を進めながら既存施設を単純更新した場合と再長寿命化した場合との比較検討も速やかに行ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 山下議員のご質疑にお答えいたします。 私の方は、3項目ございました。 まず、さが園芸農業者育成対策事業補助金、県補助金のかさ上げに至る経緯についてのご質疑でございました。 今回のかさ上げの理由につきまして、県からは、中山間地域は農業者の高齢化及び園芸産地の縮小の進行が顕著で、令和10年度を目標年度として推進されている県内園芸農業産出額888億円を目指して、中山間地域における園芸農業の振興発展に向けた取り組みを加速させる必要があるということが理由として説明されております。 そのため、県では、経営力向上育成対策の政策目的のうち、中山間地域要件に該当するものにつきましては、昨年度の県補助率5分の2から、新たな園芸農業者育成対策など、他の政策目的と同じ補助率である2分の1に補助率のかさ上げがなされたものでございます。 続きまして、明日の農業者支援事業のうち、新規就農ステップアップ支援事業をどのように就農につなげるか、どのように支援するかについてのご質疑でございました。 議員ご案内のとおり、研修終了後、円滑に就農につなげるための支援や体制づくりが重要であると考えております。このことから、唐津地域における新規就農者確保にむけた一貫体制づくりに着手いたしました。 まず、ステップ1として、入り口対策といたしまして、新規就農希望者の呼び込みに関する取り組み。次に、ステップ2、技術研修対策としまして、先進農家での研修による技術習得に関する取り組み。最後に、ステップ3、出口対策としまして、農地、ハウス、施設の確保に関する取り組みを一貫して実施するものでございます。 この研修支援体制を、唐津版アグリトレーニングと位置づけまして、県、市、JA、農業委員会などの関係機関、団体が一体となって研修から就農に向けた支援を行っていくこととしております。 また、受け入れ農家としてはJA部会の方を想定しておりますが、受け入れ農家には農業生産における技術習得、農業経営に関する知識の習得だけではなく、農道や水路などの維持管理における共同活動が必要であることや地域コミュニティの大切さなどについても指導していただくことにしております。 さらには、長期研修の期間内に研修生が就農する際に必要となる農地や空きハウスの仲介、あっせんについても支援していただくこととし、本事業の活用による入り口から出口までのきめ細やかな支援を行ってまいる予定にしております。 なお、研修終了後、新規就農に際しまして国の支援制度である農業次世代人材投資事業(経営開始型)の要件に該当する方には、事業に関するサポート支援を行う考えでございます。 続きまして、複合経営等漁家経営改善支援事業補助金についてのご質疑でございます。この算定方法についてでございます。 この支援事業は、漁家経営の安定化を図るため、従来から実施している漁業、漁法に加え、新たな漁への取り組みや養殖への取り組み、水産加工、直接販売などといった複合経営に取り組む漁業者や漁業グループに対し、取り組みに必要な経費を対象として平成23年度から県とともに支援を行っている事業でございます。 また、複合経営のさらなる向上に向けた取り組みにつきましても、支援の対象としております。 支援事業には、新たに複合経営に取り組む漁業者等を支援するチャレンジタイプと複合経営のさらなる向上に伴う地域の中核タイプ、2種類のメニューがございます。補助対象となる事業費には、それぞれ上限が設けられておりまして、チャレンジタイプが上限200万円、地域の中核タイプが上限500万円となっております。 補助率は、どちらのタイプも県が2分の1、市が3分の1で、合わせて6分の5となっております。このため、チャレンジタイプの補助額の上限は1事業当たり166万6,000円、地域中核タイプの補助額の上限は1事業当たり416万6,000円となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) それでは、DX推進事業費について再質疑いたします。 コロナワクチンの予約開始に合わせて、市の公式LINEがつくられ、ワクチン予約に活用され、LINEの登録者も1万人を超えていると聞き及んでおります。LINEを活用した情報発信を強化することで、より多くの人々が必要な情報を得ることが可能となります。市の活用方針についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 再質疑にお答えいたします。 現在、市の情報発信は、主に市報や行政放送、ホームページ、防災無線などで行っているところでございます。このうち、事業の詳細を情報量として一番多く掲載しているのはホームページでございますが、ホームページは、欲しい情報を市民の皆様が自ら取りに行くというものでございます。 今回、LINEを導入することで、市からの情報が市民の皆様へ直接届けやすくなるものと期待しております。 具体的に申しますと、LINEで通知する際にはリンクを張り、ホームページに誘導をしたいと考えております。そうすることで、より多くの方に詳しい情報を見てもらえるのではないかと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) LINEを導入することで、市からの情報が市民へ直接届きやすくなることを期待しているとのことでした。 市民目線で市民が欲しい情報を簡潔に分かりやすく提供することは非常に重要と考えております。どのような情報を発信していくのか、お尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 情報を直接届けるLINEの通知では、多くの情報を出し過ぎると、それを嫌がられまして、情報自体をブロックされるということがございます。そのため、LINEには受け取り側が必要な項目などをあらかじめ選んでいただくことで、欲しい情報のみを受け取ることができるセグメント配信機能がございます。 災害時の避難など直接命に係わる内容につきましては、セグメント配信ではなく全ての人に届けますが、例えば子育てに関する情報が欲しい方とそうでない方を分けて情報を送ることなどが可能になりますので、どういった情報をLINEで届けていくべきか検討を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 全市民への情報提供とセグメントの配信の機能を活用した対象を絞った情報提供が可能になるとのことでした。 LINEを使った市民との双方向性の通信の展開は、自殺予防対策につながるいじめ相談や定型的な各種手続の案内やごみ出し等の相談、自動応答システムを活用すれば24時間市民との会話が可能になるのではと考えております。 どのような展開を考えられているのか、お尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 LINEコンテンツ機能といたしましては、チャットボット機能を備えることで定型的な案内ができるようになり、例えば市役所の電話問い合わせが多い住民票や納税証明書などの郵送請求の案内や申告時期における手続に必要な書類の案内などにつきましても、閉庁時においても対応可能となります。 また、セグメント配信機能を備えることで、お住いの地域の災害情報、ごみ出しなどの生活情報の問い合わせなどに対する自動応答や予約が必要な案件の24時間受付対応など、その活用方法についても自治体のアイデア次第であり、どういった機能が市民に求められるのか、また、どのように展開すれば事務の効率化につながるかなどを研究し、進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
    ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) LINEの活用は、自治体のアイデア次第であり、どのような情報が市民に求められ、どのように展開すれば事務の効率化につながるか研究していくとのことでした。 LINEを導入し、持ち運べる市役所といった目標を持って展開している自治体もあります。情報発信の多様化、迅速化などには有効なツールと考えております。LINEの活用方法を検討するためにどのような体制で進めていくのか、この項最後の質疑といたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 LINEは、幅広い年代の利用者がいらっしゃいまして、また、様々な行政手続や情報を必要とするターゲット層に絞った発信ができるというメリットもございます。 この情報発信ツールをうまく生かすことがこれからの自治体間の発信力の差になるものと考えておりまして、本市のデジタルトランスフォーメーション推進の基盤づくりに取り組むため、唐津市デジタルトランスフォーメーション推進本部の設置に向け、準備を進めているところでございます。 唐津市DX推進本部では、LINEだけではなく、市民目線に立った行政サービスの実現に向け、業務の流れや慣例も含めた見直し、デジタル技術を最大限活用して業務改革を推進する人材の育成など、本市のデジタルトランスフォーメーション推進に向けた基盤づくりに取り組むため、議論を深めていきたいと考えております。 今後は、唐津市DX推進本部での検討内容や提案事項の実現を含め、情報発信ツールとしてのLINEアカウントの統括、新たな展開によるシステムの構築、業務改善からの行政手続の見直しなど、政策部で統括して実施してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) デジタル技術の活用は、住民サービスの向上と業務改善につながると考えます。強硬な推進体制を構築し、スピード感を持って事業進捗をお願いいたします。 次に、ごみ処理施設整備推進費について再質疑します。既存のごみ処理施設は、令和10年度までの稼働を目標とのことでした。また、再長寿命化事業を行えば、計画では令和25年度までの稼働目標が可能になるとのことでした。 人口減少、少子高齢化が進行しつつある今後、脱炭素社会に向けて新ごみ処理施設をどのように位置づけていくのか、お尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 可燃ごみの処理方式の種類といたしましては、焼却、溶融、燃料化などがございまして、焼却炉の形式におきましても、本市の既存施設であります唐津市清掃センターでは、流動床式焼却炉でございまして、そのほか日本で主流となっているストーカ方式など様々なタイプがございます。 また、焼却灰やスラグ、これは、鉄くずや灰を溶融したときにできるものでございますが、これらのリサイクル、低コストによる安全運転、電力や熱の有効利用、多様なごみの種類への対応などについても併せて検討する必要がございます。 時代の流れや技術の進歩により、地域のニーズに合わせた処理方式が選ばれておりまして、建設される施設は自治体によって内容が異なるところでございます。 議員ご案内のとおり、今後、人口減少、少子高齢化の進行により、ごみ排出量は減少していくことが見込まれる中、2050年の脱炭素社会への実現へ向け、先進技術を取り入れた多種多様なごみ処理方式を探りながら、唐津市に適したごみ処理方式を検討していきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 2050年の脱炭素社会の実現に向け、多種多様なごみ処理方式を探りながら、唐津市に適したごみ処理方法を検討していくとのことでした。様々な視点から、先進地の事例収集に努められることを願います。 次に、さが園芸農業者育成対策事業補助金について再質疑いたします。 今回の増嵩に至った県の考えと経緯は分かりました。増嵩の要件となっている中山間地域要件とはどのようなものなのか、また、本市で補助率の増嵩となる農業者数についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 かさ上げ対象となる中山間地域要件につきましては、県の補助金交付要綱及び実施要領に規定されており、2点ございます。 1点目が、事業を実施される対象品目が中山間チャレンジ山地、または、事業を実施される地区が中山間チャレンジ集落として市から選定を受けていること。 2点目は、事業で導入する園芸施設や機械などの受益農地が同一地域内における中山間地域等直接支払の協定農用地の最も低い標高点より高い位置にあることとなっております。なお、2点目の要件は、申請された団体ごとではなく、受益となる農業者ごとに適用されるものでございます。 次に、かさ上げ対象となる数につきましては、本年度に申請される団体等の総数が38件で、そのうち、経営力向上志向経営体育成対策による申請が34件ございます。34件のうち中山間地域要件を満たす団体等が25件、今回のかさ上げ対象となる受益戸数といたしましては130戸となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 34件のうち、中山間地要件を満たす団体等が25件、かさ上げの対象となる受益戸数は130戸とのことでした。農業振興に寄与する事案で円滑な事業の進捗をお願いいたします。 明日の農業者支援対策事業の新規就農者ステップアップ支援事業、当該事業は移住、定住にもつながる事業と考えます。しかしながら、研修終了後の円滑な就農には農地や施設など、研修生だけでは解決困難な事案があります。 研修終了後、国の支援制度である農業次世代人材投資事業、いわゆる経営開始型にスムーズに移行できるよう、県、JA部会、地域などと連携され、支援されるよう強くお願いいたします。 最後に、複合経営等漁家経営改善支援事業補助金について再質疑いたします。 補助対象となる事業費は、チャレンジタイプが200万円、地域の中核タイプが500万円、補助率は県が2分の1、市が3分の1、合わせて6分の5、補助額の上限はチャレンジタイプが166万6,000円、地域の中核タイプが416万6,000円とのことでした。 今回、チャレンジタイプが2件、地域の中核タイプが1件予定されております。過年度の事業実績についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 山下議員の再質疑にお答えします。 複合経営の過去3年間の状況をお示しいたします。平成30年度に3件、令和元年度に1件、そして、令和2年度に3件、チャレンジタイプの事業採択がございました。 取り組み内容について幾つかご紹介いたしますと、離島の漁業者が加工機械などを導入され、地元で漁獲された鮮度の良い魚介類や海藻類の加工販売や新たな商品の開発に取り組まれた事業、新たな貝類の効率的な漁獲のために専用の漁業用機器を導入された事業、出荷調整用の海上生けすを整備し、共同出荷により都市部に向けた直送便を展開するようにした事業などがございます。 漁獲量の減少や魚価の低迷が続く中、漁業経営の安定化を図るために複合経営という視点は重要であり、市としても県と連系しながら推進してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) これで、私の議案質疑を終了いたします。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) 14番、清風会の伊藤泰彦です。議案質疑を行います。今回は8項目通告しておりましたが、湊浜漁港改修事業費については、昨日の議案質疑で理解できましたので、質疑を取り下げます。 それでは、ます、新庁舎整備事業費についてですが、今回、新庁舎整備に伴う什器購入、移転作業として債務負担行為の設定がなされています。まず、その内容、また、その理由についてお尋ねします。 次に、からつの元気な森づくり事業費についてですが、この事業については、昨日、吉村議員の議案質疑があっておりますが、私のほうからは、荒廃竹林の整備についてお伺いします。 市民の方より団体または個人で竹林の処分を行うのが大変だという話があっております。市としてウッドチッパーを購入、市民にレンタル等をするような事業はできないのだろうかとの相談が以前からあっておりました。この事業で対応できないのか、お伺いしたいと思います。 次に、道路照明管理費については、今回、当初予算で計上せず、6月補正で計上された理由をお伺いします。 次に、湊浜四号線道路改良費については、事業に至った経緯についてお尋ねいたします。 次に、呼子大橋長寿命化事業費については、今年度の事業内容についてお伺いいたします。 次に、歴史的町並み対策事業については、前任者の質疑で事業概要や予算内訳、今後の展開について質疑がありました。私は、この事業、呼子以外に調査対象になる地区はないのかということについてお尋ねしたいと思います。 最後に、体育施設整備については、この補正予算内容、改修スケジュールなど質疑してまいります。まず、体育の森公園駐車場整備測量設計の場所とその内容についてお伺いし、1回目の質疑といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 新庁舎整備事業費についてお答えさせていただきます。 この事業費のうち、今回、債務負担行為の限度額として設定しております2億3,094万4,000円の内容でございますが、事務机、また、事務椅子などの什器購入費といたしまして1億7,802万8,000円、現在、使用しているものをそのまま継続して使用します。転用して使います転用什器、それから、OA機器、簿冊類など現庁舎から新庁舎への引っ越しといいますか、移転作業費といたしまして5,291万6,000円となっております。 また、債務負担行為の理由でございますが、購入した什器の納品、それから、移転作業の実施につきましては、新庁舎が完成いたしました後の令和4年度となります。しかしながら、供用開始までのスケジュール上、今年度中に発注をさせていただく必要がありますので、今回、債務負担行為の設定をお願いするものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 伊藤泰彦議員のご質疑にお答えいたします。 荒廃竹林の整備でございますが、今回提案しております林業機械レンタル等支援事業につきましては、荒廃のおそれのある人工林の整備促進のための林業事業体が導入する機械を対象としておりまして、個人等が行う竹林整備については対象外としております。 荒廃した竹林を整備し、良好な森林へと再生させる事業としましては、市の事業ではございませんが、佐賀県の森林環境税事業である県民参加の森林づくり事業などがございまして、地域や団体などが自主的にかつ継続的に取り組む活動に対し、1団体当たり年間200万円までが補助されることとなっております。 もし、これらの事業の活用を検討される場合には、農地林務課のほうにでもご相談いただければと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 伊藤泰彦議員のご質疑にお答えいたします。 3項目ございました。まず、道路照明管理費について、6月補正計上の理由でございます。まず、当初予算では、骨格予算ということもあり、現在、市が経常的に管理する街路灯の電気料、修繕料等を計上し、承認をいただいております。 今回補正の道路照明管理費につきましては、工事に関する政策的な経費としまして工事請負費をお願いしたもので、国の社会資本整備総合交付金を利用し、老朽化した街路灯を新しく更新していくものでございます。 2項目めとしまして、湊浜四号線の事業経緯でございます。湊浜四号線につきましては、幅員が狭く、道路の沿線は老朽空き家の増加した地域の中心を通る道路でございます。幅員が狭く緊急車両の進入が困難であるため、火災等が発生すれば広範囲で甚大な被害が生じることが懸念され、危険な現状がある地域の課題として共有をされておりました。 そこで、地域の不安を解消するため、地域住民が一体となって地権者や沿線家屋住民と協議、話合いが重ねられ、道路拡幅についても各種の同意が得られており、唐津市といたしましても地域と一体となって整備を行うことで、安全で安心な地域づくりに寄与できるため、事業の実施に至ったものでございます。 次に、3項目めでございます。呼子大橋の今年度の事業内容でございます。 まず、こちら本事業では強風による斜張橋部のケーブルの振動が原因となる劣化の軽減を主として検証を進めております。主に斜張橋部のケーブルの振動抑制工事を行いますが、風に対する振動抑制対策は確立されたものがございません。 そのため、国土交通省による修繕代行事業といたしまして、有識者等による検討会を設立し議論を重ね、最も効果的な対策について検討を重ねているところでございます。 今年度としましては、最も効果的であると想定される対策を数パターン行い、その効果の検証を行う予定でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 伊藤泰彦議員のご質疑にお答えします。 歴史的町並み保存対策事業費について呼子以外に調査対象になる地区はないのかというご質疑でございました。呼子の町並みにつきましては、九州大学の先生による調査をはじめ、専門家による古い町並みとして高い評価をいただいた地区であり、町並保存についての住民からの要望も出されるなど、住民の方々の保存に対する意識の盛り上がりが高い地域です。 教育委員会といたしましては、現在のところ、呼子地区同様に保存対策調査に取り組むべき地区はないものと認識しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 伊藤泰彦議員のご質疑にお答えいたします。 体育の森公園駐車場整備測量設計業務は、今年度に解体が予定されている都市青年の家跡地と、文化体育館本館の間にある既存の駐車場を一体的に整備をするものでございます。 業務の内容といたしましては、当該駐車場予定地について縦断横断測量を行い、駐車白線や排水側溝等のレイアウト及び整備費用を算出するものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) それでは、新庁舎整備事業費から再質疑に入っていきたいと思います。 債務負担行為にしたのは、新庁舎供用開始までのスケジュール上、今年度中に発注する必要があったということでお聞きしております。 それでは、購入予定什器の内容については、どのようなものかということでお伺いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 購入予定の什器といたしましては、事務机、事務椅子、収納棚、会議用テーブル、会議用椅子、それから、議場の椅子、パーテーション、授乳室の家具といったものを計画いたしております。 什器購入の基本的な考えとして、現在、使用しております什器で今後の使用に支障がないものについては、新庁舎においても引き続き使用することとし、老朽化や劣化が著しい什器について新たに購入することといたしております。 また、新規に購入する什器類につきましては、市民が多く来庁されます1階及び2階の窓口部門を中心に配置することとし、3階以上の部門につきまして、原則として既存の什器類を転用して使用する計画といたしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) ただいま答弁で、使われる什器については使っていくという答弁をいただきました。 それでは、ちょっと発注についてお伺いしたいんですが、什器購入を行う際に地元発注ということが十分考えられると思います。しかし、什器の種類によっては地元発注できないものもあるかもしれません。可能な限り地元発注を考えていただきたいと思いますが、その点についてはどうでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 今回、購入を計画をしております什器類の中で、仕様とか形状に特殊なものというのはございません。基本的には全て地元の業者に発注することが可能であるというふうに考えております。 発注に当たりましては、地元業者の皆さんに広く受注していただくように、品目ごとですとか納入していただくフロアごとに小分けするといったそういった工夫をしまして、できるだけ分割して発注していく考えでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) 今回の什器については、特別な仕様のものはないということで、全て地元業者に発注することは可能ということですので、よろしくお願いしたいと思います。 この項最後になりますが、新規に購入する什器の搬入や現庁舎からの移転作業について、今後どのようなスケジュールで進めていこうと考えられているか、ご答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 新庁舎への移転等のスケジュールでございますが、まず、現在建設中の新庁舎、これの竣工が令和4年5月末の予定でございます。什器類を搬入できるようになりますのが、令和4年の6月以降でございます。 新規購入の什器につきましては、新庁舎1、2階の市民窓口部門を中心に配置する計画でございますので、令和4年6月から順次新庁舎の1、2階に新規購入什器を搬入していただきます。 令和4年の6月議会が終了いたしました後に、既存の転用する什器等の移転作業を約1カ月間かけて行っていきたいと考えております。 移転作業の詳細スケジュールにつきましては、移転作業の受注業者と協議していくことになりますが、現時点では土曜日、日曜日、そういった閉庁日を中心にしまして部所属の部単位で転用什器等の移転作業を行いまして、令和4年の7月末に移転を完了したいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) 続きまして、からつの元気な森づくり事業費についてですが、ウッドチッパーの購入等について先ほど答弁いただきました。今回のからつの元気な森づくり事業費にはちょっと該当しないんじゃないかということで、県の森林環境税事業の県民参加の森林づくり事業ですか、この活用が可能じゃないかということで答弁いただきましたので、こちらで協議していきたいと思っております。こちらについては、答弁は要りません。 続きまして、道路照明管理についてですが、この件については、整備状況等について再質疑をしていきたいと思います。概要書には、老朽化した街路灯のLED化への更新とのことであります。まず、近年3カ年の整備状況と整備金額についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 現在、市が管理いたします街路灯は、令和3年3月末で9,119基でございます。 また、近年3カ年の整備状況としまして、平成30年度、2,076万8,550円で394基、令和元年度、3,079万8,698円で428基、令和2年度、1,426万6,835円で217基を整備いたしております。令和2年度の設置基数が少ないのは、国からの交付金が少なかったことが要因でございます。 なお、LED化の取り組みにつきましては、平成22年度から行っております。平成25年度に至っては、国の社会資本整備総合交付金を活用しLED化の整備を進めておりまして、整備進捗状況といたしましては、現在3,418基を更新しまして、約37%の整備率となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) この事業で、令和2年度が国からの交付金が少なかったというのがちょっと気にはなるとこでありますが、まず市が管理する街路灯は9,000基ほどで、LED化が約37%と聞いております。 それでは、これからの整備計画はどのように行われるかお聞きしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 これからの整備計画との質問でございました。今後も国の交付金を活用しまして、街路灯の長寿命化及び電気料の削減に努めるため、LED化への整備を行います。まずは製造が原則禁止されております水銀灯ランプ、こちら622基ほどございますが、こちら使用しております街路灯につきまして交換を優先して行い、その後に各地区の中心部及び幹線路線、通学路などを、地元との協議も含め実施していきたいと考えております。 現在、1年間で約400基程度の整備を行っておりますので、単純計算でいきますと、全部の街路灯をLED化するためには、あと15年程度かかる見込みでございます。毎年継続的な整備を行い、できるだけ早期の完了を目指したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) 電気代金がかかる水銀灯ランプが622基まだ残っているということで、令和2年度の整備状況を見ても217基と、水銀灯ランプを換えるだけでも3年ほどはかかるということですので、長期戦になるかと思いますが、しっかり整備をしていっていただきたいと思います。 それでは、続きまして、湊浜四号線道路改良事業費について再質疑を行います。 先ほど、この事業に至った経緯についてはお聞きいたしました。それでは、事業の内容、今後のスケジュール、また財源について説明をお聞きしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 事業内容としましては、延長74メートル、幅員5メートルの道路改良でございます。 スケジュールにつきましては、令和3年度から令和5年度までの3カ年で実施する計画としており、事業費及び財源につきましては、国土交通省所管の社会資本整備総合交付金及び公共事業等債を財源としまして、全体事業費は1億7,000万円を見込んでおります。 また、今年度は測量設計業務1,537万5,000円の実施を行う予定でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) たしか湊浜四号線の道路は幅員も狭く、緊急車両等の進入が困難ということで、以前からの課題でもありました。 ほかに、この事業を実施することによって、どのような効果があるのかを説明していただきたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 湊浜四号線は住宅が密集し、緊急車両の通行も困難な状況となっております。この湊浜四号線を整備することによりまして、緊急車両の通行の確保及び防災機能の向上が図られるものと考えておりまして、地域防災に大きく貢献できるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) それでは、続きまして、呼子大橋長寿命化事業費について質疑いたします。 事業内容等については先ほどお示しいただきましたが、この呼子大橋の修繕代行事業の進捗状況はどのようになっているのかお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 呼子大橋修繕代行事業の進捗状況でございました。まず、この事業でございますが、平成27年度に国土交通省に直轄診断を実施していただきまして、その翌年度、平成28年度から修繕代行事業を進めております。 これまで対策工事を行い、検討会の有識者において、その効果を随時検証して事業を進めてまいりましたが、令和2年9月の台風10号の通過後に実施されました点検の結果、有識者からさらなる改良が必要との指摘もあることから、継続して検証を現在進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) 確かに今ご説明いただいたように、平成27年度に国土交通省の直轄診断の実施、それから平成28年度から5年間かけて、この修繕代行事業が進められたということは記憶にあります。また、今度2年間というような形になるんだろうと思いますが、今後の見通しについて、どうなっているのかご教示いただきたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 今後の見通しでございますが、今年度、数パターンの実証実験を行いまして、最も効果的な工法を選定するための取り組みを行います。その後、令和4年度は、その工法により全体的な対策を行う予定となっております。 ただし、挙動の検証、制振ワイヤ等の動きの検証を行うためには、検証に必要な強風が必要となりますので、この必要な強風が発生しなかった場合は観測を継続しなければならず、事業が延長する可能性もあり得るといった状況でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) この呼子大橋は、先ほど言いましたように、5年間、実際工事等入っております。この大橋、呼子と加部島を結ぶ唯一の生活道路です。工事のスケジュールやその期間、工事時間などの説明をしっかり周知していただいて、島民の方等に迷惑がかからないようにしていただきたいと思っております。 それでは、次の質疑に入ります。 次は、歴史的町並み保存対策事業費でございますが、先ほど呼子以外に調査対象になる地区はないのかということをお聞きいたしました。今後、他の地域で同様の調査をする予定はあるのかどうかについて、1項目だけ質疑いたしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 再質疑にお答えします。 現在のところ、他の地区で同様の調査をする予定はございませんが、今後、呼子地区同様に住民の皆様から町並み保存の意向が示され、なおかつ専門の先生方に高い評価を得るような地区があれば、保存対策調査に取り組む必要があると考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) それでは、最後の項目になりますが、体育施設整備費について再質疑を行います。 先ほど体育の森公園駐車場整備測量設計の場所と内容についてお聞きいたしました。それでは、駐車場整備の今後のスケジュールについてお聞きいたします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 駐車場整備のスケジュールでございますが、都市青年の家の解体完了後、直ちに測量設計を実施し、年度内に工事費の算出を行う予定でございます。体育の森公園の体育施設においては、令和6年度に国民スポーツ大会を、また、前年度の令和5年度にはプレ大会として軟式野球、バスケットボール、バドミントンの各大会が予定されておりますので、駐車場の整備工事につきましては令和4年度中の完成が必要と考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) それでは、議案書に書いてありました、今度は打上小学校の夜間照明施設の件ですが、この撤去に至った経緯についてご説明をお願いします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 撤去に至った経緯でございますが、打上小学校夜間照明施設につきましては、平成29年度末に故障をしており、これまで利用団体には近隣の鎮西スポーツセンター夜間照明施設を利用いただいているところでございます。 このたび、隣接する旧打上中学校グラウンドに学校給食センター建設が予定され、それに伴う進入路拡幅工事に夜間照明施設の一部が支障を来すことになることから、改めて検討した結果、使用する施設を移設することなく、施設全体を撤去する判断に至ったものでございます。 なお、撤去に当たっては、照明灯9基全てについて、コンクリート本柱を撤去することといたしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) この打上小学校夜間照明施設ですが、撤去の時期等については、学校運営の影響を極力ないように、夏休み期間中に完了していただければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 それでは、神田野球場のフェンスの改修工事について質疑します。 まず、改修工事の内容についてお聞きします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 改修工事の内容でございますが、神田野球場を取り囲んでおります、高さ1.5メートルから3メートルのネットフェンスの金網が老朽化によって何カ所も破損し、全体がさびて細くなった状態でございますので、金網の張り替えや一部倒壊のおそれがあるものの建て替えなど、全面的な改修を行うものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) 最後の質疑になりますが、この改修工事のスケジュールについてご答弁お願いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 改修工事のスケジュールでございますが、改修工事の期間といたしましては、工事発注から3カ月程度かかるものと考えておりますが、利用状況を見ながら、早期発注による早期完成に努めたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) もちろん早期完成ということは望まれることではありますが、利用者がありますので、利用者ともスケジュール等について十分協議されて、工事のほうをお願いしたいと思います。 これで私の議案質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 中川幸次議員。 ◆27番(中川幸次君) 公明党の中川幸次です。会派を代表いたしまして議案質疑を行います。重複した分については省略いたします。 議案第55号、令和3年度唐津市一般会計補正予算についてお伺いします。 まず財政全般について、今回の補正額は21億3,921万4,000円となっておりますが、1期目の肉づけと比較すると、金額、事業数はどのようになっているのかお伺いいたします。 次に、総務費の地域エネルギー創出事業費についてお伺いします。この事業の事業者選定についてお伺いをいたします。 次に、総務費のふるさと集落活性化事業費についてお伺いします。相知の蕨野地区に関する、ふるさと集落活性化の目的と概要についてお伺いします。 次に、民生費の心身障害者日常生活用具給付費についてお伺いします。今回新たに追加される品目について、県内各市町の状況はどうなっているのかお伺いいたします。 次に、同じく民生費の支援対象児童等見守り強化事業費についてお伺いします。事業費の積算根拠についてお伺いします。 次に、同じく民生費の子育て世帯生活支援特別給付金給付事業費(その他世帯分)、また子育て世帯生活支援特別給付金給付事務費(その他世帯分)について、併せて質疑をいたします。まず、唐津市内における子育て世帯の状況についてお伺いいたします。 次に、衛生費の健康増進事業費についてお伺いします。骨髄ドナー休暇制度を導入している企業団体がどのくらいあるのかお尋ねいたします。 次に、商工費の中小・小規模企業者事業継続助成金についてお伺いします。前回、助成金に申請されていない方もおられる可能性があると思いますけども、その辺の方についての手当てがどのように考えておられるのかお伺いいたします。 同じく、商工費の企業誘致推進費についてお伺いします。IT関連企業誘致促進業務委託ということで委託をされますけども、委託先の選定方法など、事業の進め方についてお伺いいたします。 最後の項目ですが、教育費の歴史的町並み保存対策事業費についてお伺いします。地域のこれまでの取り組みについては質疑があっておりましたけども、唐津として今回の調査に至る経緯についてお伺いいたします。 以上で1回目の質疑といたします。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 中川議員のご質疑にお答えいたします。 前回の肉づけ、平成29年度の6月補正予算との比較についてでございますが、まず補正予算額といたしましては、平成29年度は25億1,266万6,000円、今回の令和3年度は21億3,921万4,000円となっておりまして、前回と比較いたしますと3億7,345万2,000円減少をいたしております。 なお、今回の補正予算には減額補正が含まれておりますので、これを除きます純粋な前回との比較額といたしますと、3億6,846万1,000円の減少となっております。 次に、事業数でございますが、平成29年度は72事業、今回の令和3年度は84事業となっておりまして、前回と比較いたしますと12事業の増加となっております。 また、からつ力に位置づけました事業を比較しますと、平成29年度は68事業、24億9,390万7,000円、今回の令和3年度につきましては75事業、18億5,803万7,000円となっておりまして、前回と比較しますと、事業数は7事業の増加、予算額につきましては6億3,587万円減少いたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 中川議員のご質疑にお答えします。 地域エネルギー創出事業の事業者選定についてでございますが、まず地域エネルギー創出事業は、脱炭素化及び地域活性化に資する唐津市独自の地域共生の在り方を調査検討し、その結果を国が設置する法定協議会の中で本市の意向として提示し、国が洋上風力発電事業者の公募をする際の公募指針に反映していただくために実施するものでございます。 ご質疑の地域エネルギー創出事業の事業者選定についてでございますが、業務の履行におきまして、高度な専門的知識及び経験等を有する業者を公平に評価し、企画競争によって受託候補者を選定する必要があるものと考えておりますので、プロポーザル方式での事業者選定を検討しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 中川議員のご質疑にお答えいたします。 ふるさと集落活性化事業費の目的と概要ということでございました。 まず、蕨野地区の現状でございますが、高齢化率が令和3年3月末で53.4%と、唐津市全体の32.5%と比較してもかなり高い状況でございます。高齢化により地域住民による耕作も限界となってきているものの、地元のNPO法人やそれぞれの農家においても、蕨野の棚田から耕作放棄地を増やさないよう頑張っていらっしゃるところでございます。 しかしながら、このままでは国の重要文化的景観や棚田百選としての美しい景観の保全、また、棚田の持つ災害防止や水源の涵養といった多面的機能を維持することが困難な状況になってまいりますので、今後、棚田の保全管理の担い手となる人材の確保が重要な課題と捉えているところでございます。 こうした状況や課題を解決するため、蕨野地区の方々とも話し合いを行った結果、1つの手段として、地域おこし協力隊の導入を目指すことで意見が一致し、今回の補正予算で、令和4年度からの地域おこし協力隊導入に向け、一般社団法人佐賀県地域おこし協力隊ネットワークへ協力隊の導入支援業務を委託するための経費を計上させていただいております。 導入支援事業の概要としましては、地域と協力隊をよりよいマッチングで結びつけるため、協力隊を募集するための企画作成や募集、採用までの支援をお願いする計画としております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 中川議員のご質疑にお答えします。4項目ございました。 1項目めの心身障害者日常生活用具給付費でございます。 まず暗所視支援眼鏡でございますが、追加させていただきますと、県内初の品目となります。 次に、視覚障害者用血圧計でございますが、佐賀市と武雄市で対象品目とされている状況でございます。 次に、支援対象者児童等見守り強化事業費でございます。 事業費の予算の積算についてご説明申し上げます。本事業は、こども食堂、こども食卓の実施を通じて見守りを行っていく上での経費を対象事業費とするものでありますので、食事の提供にかかる費用を積算の基礎といたしております。食事の提供にかかる費用を1食当たり500円を基準として事業費を積算しております。規模や実施場所等により、実施団体ごとの1食の経費は異なるため、あくまでも算定の基準とする金額でございます。500円の内訳でございますが、食材費を約300円、その他調理経費や消耗品類等で約200円として算定いたしております。 また、1団体ごとの上限額でございますが、年間提供食数を上限1,000食として50万円、それに見守り強化に係る諸経費として50万円の10%、5万円を加え、55万円を上限とさせていただきました。既存の12団体に加え、新規で2団体の申請を見込みまして、770万円を計上しております。 次に、子育て世帯生活支援特別給付金給付事務費及び事務費でございます。 新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、子育て世帯は大きな影響を受けておられることと思います。特に困難度が高いと思われる低所得者のひとり親世帯につきましては、国の事業として、昨年8月、12月、そして今年の4月の3度にわたり給付金を支給しております。 しかしながら、感染症がここまで長期化する中、その影響はひとり親世帯のみならず、子育て世帯全体に及んでいるものと思われます。今回の給付金はひとり親世帯以外にも支援を行うものでございます。 本市の令和3年3月時点での18歳未満の児童を養育している世帯は約1万1,000世帯でございます。公務員を除く児童手当受給世帯は約8,000世帯、児童扶養手当受給世帯は約1,500世帯、この1,500世帯がひとり親世帯となります。特別児童扶養手当受給世帯約280世帯となっております。 先ほど申しましたように、既に給付金を支給されておりますひとり親世帯、1,500世帯ですが、それを除く約9,500世帯が今回のその他世帯となります。約9,500世帯のうち、経済的に困難な状態であると思われる非課税世帯、もしくは非課税相当の状況にある世帯に対する支援のため、今回給付金を支給するものでございます。 次に、健康増進事業費、骨髄ドナー休暇制度でございます。 県内の骨髄ドナー休暇制度を設けている企業についてですが、主な企業に、事業所に聞き取りをしたところ、こちらで把握したのが、佐賀大学と佐賀銀行などが休暇制度を設けているということでお聞きしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 中川議員のご質疑にお答えいたします。私のほうには2項目ございました。 まず、1項目めの中小・小規模企業者事業継続助成金の、前回、私どもの助成金申請していない方々への対応というご質疑にお答えいたします。 今回の助成金におきましても、広報につきましては幅広い手段を使いながら周知に努めていくことに考えておりますが、議員ご指摘のとおり、私どもの算定には、前回使われた方がベースになっております。 当然、前回助成されていない方については、受けられていない方で、セーフティーネット保証など融資のみを利用された方、こういった方にも対象となりますので、こういった方には金融機関に制度融資の案内などを依頼して対応してまいりたいと思っております。 そのほか、申請書書類作成など、ホームページやチラシの周知では不安を感じられる事業者の方につきましては、原則郵便申請とさせていただいておりますが、その説明とか、相談内容につきましては、商工振興課、各市民センターの窓口での対応も行い、不安を解消させてまいりたいというふうに考えておるとこでございます。 2項目めの企業誘致、IT関連企業誘致促進業務委託についての業者選定までのスケジュールというご質疑でございました。 予算ご決定いただいた後、すぐさまその手続に入りたいと思いますが、今回は既にプロポーザル方式による委託先を決定したいと考えておりますので、その選定のための選定委員会並びに指名委員会を踏まえまして、企画案の募集、それから提案を受け、その内容を審査した上で、8月中には契約にこぎ着けたいというふうなスケジュールで考えているとこでございます。 以上でございます。
    ○議長(笹山茂成君) 中道呼子市民センター長。          (呼子市民センター長 中道順三君登壇) ◎呼子市民センター長(中道順三君) 中川議員のご質疑にお答えいたします。 歴史的町並みの保存対策調査に至る経緯でございますが、平成21年3月に呼子町文化連盟で、伝統的町並みの調査報告書として港町呼子がまとめられて以来、地域の各団体や町並み保存に取り組む、港町呼子まちなみ保存協議会では、啓発活動を継続的に実施されているところでございます。 調査に至る具体的な動きといたしましては、平成31年2月に各団体の連名で市に対しまして、町並み整備の取り組みについての要望書が提出されております。市といたしましては、令和元年7月に文化庁の調査官に呼子の町並みを視察していただき、重要伝統的建造物群保存地区の選定に向けた保存対策調査の対象とすることは可能であるとの見解をいただきました。 その結果を受けまして、港町呼子まちなみ保存協議会から、令和元年8月に保存対策調査の実施についての要望書をいただき、令和元年11月と令和2年2月に対象地域の住民の皆様との意見交換会を、令和2年8月には保存対策調査に関する住民説明会を4回にわたり開催いたしまして、まずは保存対策調査の実施につきましてご理解をいただいたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 中川幸次議員。 ◆27番(中川幸次君) それでは、再質疑を行います。 まず財政全般についてでございます。 1期目の肉づけを行いまして、補正額が少なくなっているが、事業数は増えているというような答弁だったかと思います。 昨日、市長答弁で、今回の肉づけについては調整をしたということでございました。からつ力に位置づけている事業のうち、新規事業や拡充した事業がどのくらいあるのかお伺いします。 また、今回、地域づくりの推進や人口減少対策、行財政改革の推進など、将来を見据えた事業の展開を図るとされておりますが、具体的にどのような事業を予定しておられるのかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。 今回の補正予算におきまして、からつ力に位置づけた事業のうち新規事業と拡充した事業数についてでございますが、新規事業につきましては、デジタルトランスフォーメーション推進事業費をはじめとした20事業、拡充事業につきまして、移住促進プロジェクト費をはじめとした10事業となっております。 次に、地域づくりの推進や人口減少対策、行財政改革の推進を図るための事業費についてでございますが、地域づくりの推進につきましては、歴史的町並み保存対策事業費を新規計上したほか、がんばる地域応援補助金に地域力促進枠の補助メニュー等を新設いたしたところでございます。 また、人口減少対策におきましては、移住促進プロジェクト費を拡充したほか、移住・定住・交流推進支援事業補助金、地域づくり人材活用事業補助金を新規計上をいたしております。また、企業誘致推進費の拡充を行ったところでございます。 3番目に、行財政改革の推進につきましては、先ほどとかぶりますけれども、デジタルトランスフォーメーション推進事業費を新規計上をいたしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 中川幸次議員。 ◆27番(中川幸次君) それでは、財政計画につきまして、昨日も質疑あっておりましたけども、予算規模などがどのようになっているのか、この点についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。 財政計画との整合についてでございますが、まず予算規模につきましては、令和3年度の計画721.9億円に対しまして、肉づけ後の予算額が766.3億円と、44.4億円の増となっているところでございます。 この要因につきましては、大きく2つございまして、1つ目は、新型コロナウイルス感染症への対応といたしまして、既に3回にわたり総額15億3,839万9,000円を補正しているためでございます。 また、今回、緊急対策8次分といたしまして、上乗せして4億3,040万4,000円を計上いたしておりまして、対策費といたしましては、トータル19.7億円程度を計上したところでございます。この分を差し引かせていただきますと、24.7億円の純増になるかと考えられます。 2つ目の要因といたしましては、投資的経費が計画139.8億円に対し、肉づけ後の予算額が161.6億円と、21.8億円増加したところでございます。投資的経費につきましては、当初予算の骨格予算時に既に6.7億円の増となっておりまして、これにつきましては、離島ヘリポートの整備事業でありますとか、高島航路のしゅんせつ工事など、国庫補助事業等で収支へ継続的に大きな影響がない事業につきましては財政計画から除外をさせていただいているため、予算上増加をしていたところでございます。 また、今回の補正予算につきましては、国県の事業採択に伴いまして、土木費などの予算を計上させていただいているところでございますが、道路整備など、予定以上に事業の採択がなされたことが、投資的経費を増加させている要因となっているところでございます。 このようなことから、6月補正時点におきまして、計画より予算が膨らんだという状況になっております。 このほか、財政計画の令和3年度の目標数値のうち、昨日も触れさせていただきましたが、市債残高は7.2億円の増、純借入残高は7億円の増となっております。財政計画と比べ投資的経費が増加をいたしまして、これに伴う市債残高も増加をした結果となっております。 今後の市債の借入れに当たりましては、高率の交付税措置の市債があるとはいえ、安易な市債借入れによる将来負担の増を招かぬよう、市債を充当して実施する事業等の必要性のほか、事業規模等も十分に検討いたしまして、最低限の市債借入れを今後調整をしていくことがあると考えておりまして、より一層市債の抑制とか、そういった部分に力を入れていきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 中川幸次議員。 ◆27番(中川幸次君) 財政全般につきまして、最後に、今後の市長公約事業の予算計上についてお伺いします。 9月以降、補正、また新年度予算等編成が行われていくと思いますけども、その中で公約事業をどのように計上されていくのかお伺いします。 また、市長公約の実現に向けて、どのような財源で対応を考えておられるのかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。 今後の公約事業の予算化についてのご質疑でございます。 公約事業の予算化に当たりましては、まずは既存の事業を含め、引き続き事業継続が必要なもの、事業手法の見直しや事業規模の縮小が必要なもの、時代の流れとともに事業効果が低くなり、廃止を検討すべきものなど、事業の必要性、緊急性等を再度検証いたしますとともに、市民の皆様のニーズや議会のご意見を踏まえながら調整をしていく必要があると考えているところでございます。 また、財源につきましては、先ほど申し上げました既存事業等の見直しによる一般財源等を確保するとともに、企業版ふるさと納税のほか、国県の補助金等、こういったものを活用を念頭にいたしまして、財源の確保に努めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 中川幸次議員。 ◆27番(中川幸次君) それでは、総務費の地域エネルギー創出事業費について再質疑を行います。 事業者選定について、プロポーザル方式を検討しているということでございました。それでは、その後、この事業の実施スケジュールについてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 再質疑にお答えいたします。 まず、事業内容を申しますと、この事業では、再エネ海域利用法における促進区域、認定地域の先進事例を調査し、本市での洋上風力発電事業実施に伴う様々な課題や地域振興の方策について検討を行い、その上で地元漁業を含む多様な事業との連携施策など、地域との共生に向けた基本方針等を検討することとしております。 実施スケジュールでございますが、予算の議決をいただきましたならば、7月下旬から事業者の公募を開始し、8月下旬にプロポーザル審査会の開催を考えておりまして、その後、9月中旬に事業者と契約し、3月上旬に業務完了という流れを想定いたしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 中川幸次議員。 ◆27番(中川幸次君) 次に、総務費のふるさと集落活性化事業費について再質疑を行います。 今回委託を予定されている一般社団法人佐賀県地域おこし協力隊ネットワークは、どういった組織なのかお伺いします。団体の概要、組織規模、実績、専門家の在籍状況などをお示しいただきたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 地域おこし協力隊ネットワークは、令和元年11月に設立された団体でございまして、所在地は三養基郡基山町、スタッフは4人でございます。設立されたばかりの組織ではございますが、令和2年度に本市をはじめ、県内4市町において導入支援事業を行われた実績がございます。 なお、スタッフ4人は全員県内で地域おこし協力隊として活動された経験をお持ちで、隊員としての活動終了後も県内で活躍をされている方々でございます。 導入支援業務においては、隊員募集の情報発信が非常に重要となります。市でも、隊員募集に関する情報発信は実施はしますが、同時に地域おこし協力隊ネットワークに委託をすることで情報発信の充実を図りたいと考えております。 また、独自で全国的なネットワークもお持ちでございまして、地域おこし協力隊の経験者で構成された組織が発信をする情報であることから、隊員を希望する方々には信頼度が高い情報として捉えていただいておりますので、多くの応募者獲得につながることを期待するところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 中川幸次議員。 ◆27番(中川幸次君) それでは、導入支援事業におきまして、この地域おこし協力隊ネットワークに求める役割とはどのようなことでしょうか。また、地域おこし協力隊の導入支援に関する業務を通じて、これから課題やニーズについて整理をされると思いますけども、具体的にどのような手法を想定されるかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 地域おこし協力隊ネットワークに求める役割でございますが、地域おこし協力隊として活動された経験を持つスタッフと全国の協力隊経験者とのネットワークを活用し、蕨野地区の課題解決に向け地域と協力隊のよりよいマッチングを行っていただけるものと期待をいたしております。 さらに、協力隊の導入検討における会議についても、地域の主要なメンバーを含めて検討を行い、経験上のアドバイスをいただくことで、地域での受け入れ態勢づくりがより円滑にできるものと考えております。 地域おこし協力隊の着任までの進め方といたしましては、地元住民を含め2週間に1回のペースで9回程度の会議を開催する予定といたしておりまして、具体的にはまず地域の現状を再確認し、課題の洗い出しや活動テーマの検討、また現場確認などを行います。 採用に当たっての企画の骨組みづくりと具体的な業務内容、人物像の設定、募集要件や選定方法の条件設定などを協議し、募集要項、募集企画を決定をいたします。 また、募集に向けた受入れ準備から採用決定後の着任準備など、地域おこし協力隊の導入に向けての必要な検討事項を一つ一つ話し合いながら進めていくこととしております。 また、着任後につきましても協力隊のサポートに携わっていただき、任期終了後も当該地域に定住していただけるよう支援を行っていただきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 中川幸次議員。 ◆27番(中川幸次君) それでは、民生費の心身障害者日常生活用具給付について再質疑を行います。 今回、新たに追加される品目について、事業費の内訳と積算根拠についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 暗所視支援眼鏡でございますが、基準額をメーカーの価格39万5,000円と設定しまして、対象世帯を市民税所得割課税世帯と想定し、10%の負担額3万9,500円と自己負担限度額3万7,200円の低いほうである3万7,200円を39万5,000円から除いた額35万7,800円に3人分を乗じまして、合計107万3,400円を計上しております。 次に、視覚障がい者用血圧計でございますが、基準額を佐賀市、武雄市と同額の1万5,000円と設定しまして、対象世帯を市民税所得割課税世帯と想定し、10%の負担額1,500円を1万5,000円から除いた額1万3,500円に4人分を乗じまして、5万4,000円を計上しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 中川幸次議員。 ◆27番(中川幸次君) 今回、新たに追加される品目について、どのような周知方法を考えておられるのかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 周知方法でございますが、点字市報を含む市報や行政放送、ホームページなどの広報媒体の活用、市内の眼科医機関や網膜色素変性症などの難病を所管しております佐賀県保健福祉事務所にも協力をお願いして、周知に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 中川幸次議員。 ◆27番(中川幸次君) よろしくお願いしたいと思います。 では次の、同じく民生費の支援対象児童等見守り強化事業費について再質疑をいたします。 今回の事業を考えるに当たり、補助団体からの要望についてはどのように取り込まれたのかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 予算算定に当たり、既存の12団体に対し令和3年2月にアンケートを実施しております。各団体から、補助金がでるならそれを活用して実施回数を増やしたい。利用料金を下げたり無償化したいというような要望がございました。また、ほとんどの団体から、食材費に対する支援があれば受けたいとの意思表示がされております。 そうした意見、要望を参考にさせていただき、制度設計を行っております。本事業の制度の中身が実施団体の要望全てを満たすものではないとは思いますが、既存の団体の活動の強化を図っていただくことには十分資するものと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 中川幸次議員。 ◆27番(中川幸次君) それでは、この事業実施によりまして効果をどのように考えてるのかお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 本事業の見守りの場が、実施回数の増加や内容の充実が図られ、体制が強化されることを期待しております。また、市の指導により各実施団体同士や支援企業、ほかの関係機関とネットワーク化を進めることにより、これまで点として活動していたものを線としてつなげ、相互の関係が強化され、これまで以上の力を発揮することにより、支援が必要な子供たちを必要な支援につなげていくための仕組みが構築されると考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 中川幸次議員。 ◆27番(中川幸次君) よろしくお願いします。 次に、同じく民生費の子育て世帯生活支援特別給付金給付事業費、また事務費(その他世帯分)について再質疑をいたします。 今回の予算として見てありますけども、その対象となる世帯の見込み数についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 本給付金における支給対象世帯の見込みでございますが、令和3年度の住民税情報等により見込み数を推計いたしました。世帯数1,221世帯、対象児童2,269人を見込んでおります。 このうち、約8割の受給世帯につきましては申請不要での振込が可能でありますので、予算成立後できる限り速やかに積極支給を行いたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 中川幸次議員。 ◆27番(中川幸次君) それでは、申請が必要な場合の具体的な手続についてどのようになってるのかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 児童手当や特別児童扶養手当等の受給がないために口座情報の登録が必要な方や、収入の減少による給付金の受給を申し出られる方は申請が必要となります。具体的な申請方法といたましては、令和3年1月以降の任意の一月分の収入が分かる給与明細書や帳簿等をお持ちいただき、それを1年分の所得に換算した金額が非課税世帯限度額以下であるかどうかにより支給要件を判定いたします。 それと、令和4年2月28日までに申請いただくということになっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 中川幸次議員。 ◆27番(中川幸次君) それでは次に、衛生費の健康増進事業費について再質疑をいたします。 この事業の周知で、利用者を増やす取り組みが大事だと思いますけども、これについてどのように取り組んでいかれるのかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 事業の周知としましては、行政放送、市報、ホームページ等で情報提供を行う予定でございます。 なお、骨髄バンク登録啓発に関する取り組みといたしましては、保健センターや市民センターの窓口に骨髄バンクのパンフレットを常時設置、また成人式において新成人の方へ登録申込書が入ったパンフレットを配布を行い、啓発に努めております。さらに、10月の骨髄バンク推進月間に合わせポスターの展示やパンフレットにより啓発を行っております。 また、県内のドナー登録の窓口は佐賀市の献血プラザ、唐津保健福祉事務所、杵藤保健福祉事務所の3カ所となっており、毎月の市報掲載と行政放送により唐津保健福祉事務所登録受付日をお知らせしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 中川幸次議員。 ◆27番(中川幸次君) それでは次に、商工費の中小・小規模企業者事業継続助成金について再質疑をいたします。 今回の要件の中に、事業継続意思があることがありますけども、このコロナ禍の状況下で廃業等をされたり、また廃業を考えたりされてる方がいらっしゃる可能性があると思いますけども、そのような方につきましてどのように把握をされてるのかお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 市内の方々の廃業等の把握につきましては、各商工団体への四半期ごとの景況調査の1つとして私どもに報告いただいております。 コロナ禍の影響が出だした令和2年3月から本年5月までの廃業等は、高齢によるもの、それから市外転出など、コロナ禍以外による理由によって廃業されているものが多いという状況です。 全体の件数としましては、30件弱という状況になっているというふうに把握してるとこでございます。 本市としましては、事業継続が難しいなど悩みをお持ちの方々はまだいらっしゃるだろうと思っております。こういう方々に対しましては、引き続きその意向や事業の経営状況などそれらの課題に応じた相談に対応してまいりたいというふうに考えてるとこでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 中川幸次議員。 ◆27番(中川幸次君) それでは、商工費の企業誘致推進費について再質疑をいたします。 このような事業につきまして、県内を含めた他の自治体の取り組み状況がどのようになってるのかお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 県内の状況ということで、まず佐賀県におきましては、平成28年度より誘致ターゲットして製造業に加えましてIT関連企業の誘致も掲げられて、首都圏でのIT関連企業に特化した展示会の出展をはじめ、昨年は佐賀県ITプロモーション事業と銘打ちIT関連企業の誘致に精通されます民間企業に業務委託をし、IT関連企業の誘致に取り組む市町と連携しIT企業誘致が図られておりまして、本市もこの活動と連携して取り組みを行ってきてるとこではございます。 全国的には昨年度どういう状況かてことで、県の事業を受託された事業者にお伺いしますと、その把握してるとこでは全国で600程度の自治体がIT関連企業の誘致に取り組んでるというところで、自治体間の誘致競争が激化してるというふうに捉えてるところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 中川幸次議員。 ◆27番(中川幸次君) それでは、最後の項目ですが、教育費の歴史的町並み保存対策事業について再質疑を行います。 今回の事業の内容についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 再質疑にお答えいたします。 今回の事業内容でございますが、宮原議員でお答えしたとおりとなっております。その中で、国・県の補助を受けて今回調査を実施するわけでございますが、国・県の補助率につきましては、国が50%、県が18%となっております。 このほか先進地視察の旅費等を計上しておりますが、今回コロナ禍での視察ということになりますので、近場の先進地になろうかと思っております。近場でいいますと、県内で申し上げますと嬉野市や鹿島市、有田町などに選定された地区がございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 中川幸次議員。 ◆27番(中川幸次君) 重複していたようでどうも失礼しました。 では最後ですけども、保存対策調査以後のスケジュールについてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 再質疑にお答えします。 今年度と来年度の2カ年で町並みの保存対策調査を行った後、その結果を基に保存条例の制定や保存地区の決定など、町並みを保存していくために住民の方々に守っていただくためのルールを策定し、それを基に国に選定の申し出を行い、認められれば重要伝統的建造物群保存地区に選定されることになります。 保存のためのルールにつきましては、条例等で定めることとなりますが、個人の財産である住宅等の改修、改築等の際に一定の制限がかかることになるため、ルールづくりには住民の皆様の同意が不可欠でございます。 他の自治体の例では、保存対策調査の後1年ほどで重要伝統的建造物群保存地区に選定されたケースもあれば、選定まで10年以上かかったケースもございます。教育委員会といたしましては、呼子市民センターと一体となって重要伝統的建造物群保存地区に選定された場合のメリットとデメリット等について住民の皆様にしっかりと説明をさせていただき、事業を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 中川幸次議員。 ◆27番(中川幸次君) 以上で私の議案質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 15時10分に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 2時53分  休憩                     午後 3時10分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(笹山茂成君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑を続行します。 黒木初議員。 ◆17番(黒木初君) 日本共産党の黒木初です。本会議に提出された議案のうち、議案第55号、令和3年度唐津市一般会計補正予算から4項目について議案質疑を予定しておりましたが、民生費中、支援対象児童等見守り強化事業費、衛生費中、ごみ処理施設整備推進費の2項目については、前任者の答弁により理解できましたので、質疑を取り下げます。 それでは、議案質疑に移ります。 まず1項目めに、総務費中、移住・定住・交流推進支援事業補助金についてお伺いします。 近年いろいろな働き方が広がりを見せ始め、働く場所を選ばない働き方ができる現代において、移住・定住に踏み出しやすい情勢になってきていると思います。今回の質疑に当たり、実際に根の家へ行って事情も聞いてきましたので、その内容も含めて質疑させていただきます。 今回、根の家の管理の方にお話を聞き、多種多様な働き方をされている方が訪れ、地域の方と交流して移住・定住を決められた方がいることを知ることができました。実際、この根の家の管理者の男性は、青森県から移住された方でした。管理人の方は、移住体験をされる方には唐津のいいところも悪いところも知ってもらいたい。移住を考えてもらえるように心がけ、移住して終わりではなく始まりなのだから、その後のアフターケアが大事だと話され、移住してからの悩み事を話せるコミュニティの形成を率先して行われ、民間のコミュニティ登録者数でも多い200人の方が移住者の方を支えたいと登録されているとのことでした。 さらに、根の家の管理人の方に、唐津の強みはとお聞きしましたら、山や海にも行きやすく大きな河川もあり、福岡にも近いという立地、この条件はいろいろな方のニーズに応えやすく提案しやすい。その反面、移住に至らない主な要因として、福岡より教育分野での選択肢が少ないことや、住まいのマッチングができないことで、移住を断念してしまう方もいらっしゃるそうです。 それでも、若くして起業がしたい方やクリエイターの方からは、唐津には素材がたくさんあり、チャンスが転がっているという声もありました。魅力あふれる地となっていることは、唐津市民としてうれしい限りです。しかし、民間での情報発信には限界があり、幅広い方への情報発信・周知を行うには、官民一体になって行う必要があると思います。 そこで、改めて部長にお尋ねしますが、連携強化と情報発信強化という観点での移住事業に関するお考えをお示しください。 2項目めに、土木費中、こどもを守る通学路づくり事業費より、こどもを守る通学路づくり事業費の選定基準をお示しください。 よろしくお願いします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 黒木議員のご質疑にお答えいたします。 移住支援を目的に設立されたNPO法人等がございます。これまでも委託事業をはじめ、本市の移住施策にご協力をいただいているところでございます。全国でも多くの自治体が移住施策に取り組む中、移住を希望する方に、いかにして本市の情報を目や手にしていただくか、そして関心を持っていただくか、そういった入り口部分の情報の発信も重要であると認識をしております。市の移住情報発信の強化はもちろんでございますが、民間事業者との連携を密にしながら、移住施策の展開を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 黒木議員の質疑にお答えいたします。 こどもを守る通学路づくり事業の選定基準でございました。こどもを守る通学路づくりにつきましては、唐津市通学路交通安全プログラムにより、毎年各小学校から道路の懸案箇所を集約しまして、各学校で調査報告された危険箇所を国、県、警察、道路管理者、教育委員会、学校、PTAで構成されました交通安全推進会議にて合同で点検を行いまして、対策が必要な箇所につきましては、関係機関ごとに振り分け、対策整備を行っております。 選定基準といいますか、選定に当たりましては、交通安全推進会議での合同点検で各委員からの意見を聴取し、危険と判断された箇所がこの会議にて選定をされております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 黒木初議員。 ◆17番(黒木初君) それでは、再質疑を行います。          (「頑張れ」と呼ぶ者あり) ◆17番(黒木初君) 移住・定住・交流推進事業補助金、情報発信については理解できました。移住されたいと検討されている方に、どこよりも唐津がいいと選ばれる広報活動に努められていただきますようお願いいたしまして、次の再質疑に移ります。 現在の対策箇所及び完了した箇所の件数についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 令和2年度末、交通安全プログラムによる点検箇所による結果、対策箇所の実施機関であります国、県、警察、道路管理者、教育委員会全体で対象件数、対象箇所でございますが439カ所ございました。うち314カ所が対策を完了しております。なお、都市整備部での対策箇所は、令和2年度末で111カ所、そのうちの対策完了が84カ所、実施中の事業が23カ所、未対策が4カ所でございます。 今年度7カ所の対策完了を予定しておりまして、このうちの1件をこの事業で予算要求を行ったものでございます。なお、その他の6カ所につきましては、その他の道路事業で実施をしているところでございます。また、未対策箇所の4カ所につきましては、早急な対策を実施できるよう、こどもを守る通学路づくり事業やその他の事業で対応できないか、関係機関と協力し、安全で安心な通学路整備の推進を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 黒木初議員。 ◆17番(黒木初君) 痛ましい事故を未然に防ぐ対策をこれからもお願いいたしまして、私の議案質疑を終わります。ありがとうございました。 ○議長(笹山茂成君) 浦田関夫議員。 ◆18番(浦田関夫君) 日本共産党の浦田関夫でございます。最後のほうになりましたので、私は議案第55号令和3年度一般会計補正予算の中で、久里放課後児童クラブ施設整備費についてだけ質疑したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 まず、久里放課後児童クラブの現状と課題について、どのように認識されているのかお尋ねをします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 浦田議員のご質疑にお答えいたします。 久里放課後児童クラブの現状と課題ということでございます。久里放課後児童クラブは、令和3年度の利用児童数につきましては、久里第1放課後児童クラブが定員40人に対し33人、久里第2放課後児童クラブが定員51人に対し62人となっております。 第2放課後児童クラブにつきましては、定員より多く登録しているところですが、放課後児童クラブの役割として、保護者が安心して働くことができる環境など、仕事と子育ての両立支援が強く求められております。放課後児童クラブ委託先である唐津市社会福祉協議会と協議し、子供たちの安全を確保できることを確認の上、定員を超えて受け入れることにより、待機児童がないように努めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 浦田関夫議員。 ◆18番(浦田関夫君) 久里放課後児童クラブの現状と課題ということでは、久里第2放課後児童クラブに課題というか問題があるかなというふうに思います。久里は住宅がどんどん建ってきたということもありますけれども、先ほど定数より多く登録されているということでございますけども、実質的には利用者が定数よりも多いというところが、私は課題かなというふうに思いますし、定数を超えて受け入れていることで待機児童がないということでありますけども、すし詰め状態の中での放課後児童クラブではないのかなというふうに思っております。 それでは、質問ですけども、全市的には待機児童どのようになっていますでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 6月1日現在の待機児童数でございます。鏡山第1放課後児童クラブが1人、鏡山第2放課後児童クラブが1人、鏡山第4放課後児童クラブが5人、成和第2放課後児童クラブが14人、東唐津放課後児童クラブが1人、相知第1放課後児童クラブが4人、相知第2放課後児童クラブが1人、名護屋放課後児童クラブが4人、計の31人となっており、久里小学校区では現在のところ待機児童はございません。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 浦田関夫議員。 ◆18番(浦田関夫君) 全市的には31人待機児童がおられると、成和第2が14人となぜ多いのかなというふうに思いますけども、待機児童の解消がやっぱり大事かなというふうに思います。 それで、今回、久里放課後児童クラブに新しく施設を建てられるということで議論がされていますけれども、施設建設に当たって、どういう建設思想、コンセプトを持って建てられようとしているのか、提案されたのか、説明をお願いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 新規に専用施設を建設するに当たり、今後も利用児童数が増加することも考慮した面積を確保と、ランドセルなどの収納スペースを設けたいと考えております。 また、コロナ禍の状況を鑑み、換気面に配慮した環境整備を行っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 浦田関夫議員。 ◆18番(浦田関夫君) ちょっと田中保健福祉部長、確認しますけど、今3つ言っていただきました。最後の今コロナ禍の中の状況を鑑みて、換気面に配慮した環境整備と言うことですけども、具体的にどういうものなんでしょうか。
    ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 換気面ということで、どういうことを考えているかということでございます。今回、予定していますのは二階建てでございます。その中で、学校施設内に建てますので、エアコン等の設備が必要かと思っております。具体的には、今年度が基本設計、実施設計になっておりますので、そこの中で具体的には考えていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 浦田関夫議員。 ◆18番(浦田関夫君) 私が聞いたのはコンセプトですから、どういうことを具体的に換気に配慮してある環境整備なのか。エアコンは当然どこでもつくでしょ。だから、当然だと思いますけども、その辺では設計の段階で十分練っていただいて、子供たちが安全、安心で環境に配慮された施設で遊べるというか学べるというか、そういうことができるような施設にしていただきたいなというふうに思います。 もう一つは、私もいろんな学童保育の現場を見てきました。その中で、やっぱり1人当たりの使用面積がかなり狭いというような感じをしているんですけれども、その点について部長はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 児童1人当たりの使用面積についてですが、国が定めております放課後児童クラブの設備の基準においては、占用区画の面積は、児童1人当たりおおむね1.65平米以上を確保するように努めるものとされておりますので、それを下回らないようなスペースを確保していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 浦田関夫議員。 ◆18番(浦田関夫君) どれくらいの広さがあるのかというのが、まだ分かりませんけども、いろんなところを私も現場を見ていて、子供たちが宿題をするために長テーブルを置いて勉強している子もいれば、遊んでいる子供いるし、テレビを見ている子供もいるんですけども、長テーブルを置けば恐らく1人当たりの面積が狭くなるということもありますので、そこは最大限やっぱり面積を確保できるようなある程度スペースを、まだ子供が増えるという可能性もありますので、最大限子供たちが余裕を持った1人当たりの面積を確保するようにお願いしたいというふうに思います。 それと、いろんな子供たちがいるわけです。その中で特に体調が崩れたり、支援が必要な児童が出てくるわけですけども、それについての対応というのはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 近年、支援が必要な児童は増えている傾向にあります。今回の整備に当たっては、支援が必要な児童がクールダウンできるスペースを設け、利用児童が落ち着いて生活できる空間を作っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 浦田関夫議員。 ◆18番(浦田関夫君) クールダウンができるスペースを作っていきたいということで、ぜひ作っていただきたいなというふうに思いますけども、特に、新しいところはそういう施設が休息所というのか何というのかクールダウンスペースというんですか、正式な名称はちょっと私も分かりませんが、そのスペースを作るというのが今のコンセプトだというふうに思いますけども、学校の空き教室を利用したところなんかは、こういうクールダウンのスペースが十分ではないというところでは、今後もそういうところの目を配った施設の在り方を改善していくようにしていただきたいなというふうに思います。 今後の利用見込みについてですけれども、令和5年度に子供たちが利用できるという状況にするということですけれども、放課後児童クラブの利用見込者ということで示していただいています。令和3年4月は95人で、令和4年は127人ということで、32人も増えるわけですけども、令和4年度の受入れについてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 久里地区は、周辺地域での住宅造成による若い世代の移住や共働き世帯の増加、住民の移動等により、今後も将来人口は増える見込みでございます。今後の利用見込数の推移としましては、令和2年3月に策定しました唐津市第2期子ども・子育て支援事業計画においては、令和4年度127人、令和5年度129人、令和6年度129人となっております。この数については、各学年の登録者数実績をベースに、近年の利用の伸びを考慮した利用割合を将来人口に乗じて算出しております。あくまで、令和元年度当時の最大数見込みであり、状況変化により変動があると思われます。令和4年度については、改めて試算したところ今年度と比較して若干の増加の見込みであり、できるだけ待機児童を出さないよう、唐津市社会福祉協議会と協議していきたいと考えおります。 ○議長(笹山茂成君) 浦田関夫議員。 ◆18番(浦田関夫君) 今回の放課後児童クラブを新しく作るということで、その原因が久里地区に若い世代の移住、世帯増によって増えるということで作られるんですよね、理由は。実際今の状況では、久里第2放課後児童クラブは定数51人に対して62人が使われているということなんです。先ほど答弁がありましたけれども、確かに将来の予想というのは変化することは当然変化するんですけども、32人増えるけどもどうするんだという私の質問に対して、若干の増加が見込まれるというふうに答弁されましたけど、若干というのは何人ぐらいなんですか。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えします。 先ほどありました久里放課後児童クラブの利用者見込みでございますが、令和3年度第2期子ども・子育て支援事業計画によりますと120人でございました。結果、令和3年度が95人という利用者数でございます。そこで25人の差が出ております。これからいきますと、来年度4月、令和4年度については、若干ということでまだ数字的には持ち合わせておりませんが、100名程度ぐらいかというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 浦田関夫議員。 ◆18番(浦田関夫君) 見込みだから、それは確かに数字的には移動はあると思うんですけど、私たちはこの数字で審議しているんです。だから、若干変わるんだという、令和4年は100人ぐらいですよと言われたら、結局5人増えるんですよという見込みという答弁なんです。そうすれば、この利用見込者数の表の差し替えはしないと審議できないんです。これは見込みですけど実際はこうなんです、これに近い数字ですというのを少なくとも示さないと私は不誠実だなというか、不透明な数字を見て、いや、いいことなんです、久里放課後児童クラブを新しく作ることは。ただやっぱり提出する資料についてはより正確なものが必要ではないのかというふうに思っております。 それと、利用見込者数が本当にこのまま行くのかというのがもう一つ疑問があるんです。前回出された数字が1年生は令和3年33人で、令和4年で1人増えるんですけど、あと令和6年では31人と4人減るようになっているんです。要は1年生が増えるということは、全体的に放課後児童クラブを利用する子供たちが増えるということなんですけど、この数字だったら、そんなに増えないんじゃないかというふうに見るんですけどいかがですか。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 先ほどのパワーポイントの資料でございますが、令和4年度、令和5年度、令和6年度につきましては、令和元年度に作成しました唐津市第2期子ども・子育て支援事業計画での数値を上げております。この数値がほかに出せる数値が手持ちがありませんでしたので、その数字を使っておるところでございます。先ほど議員がおっしゃるとおり、現況が変わっているというとこでございますので、出せる資料がこの数字しかなかったということでございます。状況は変わっているというところと思っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 浦田関夫議員。 ◆18番(浦田関夫君) あくまでも見込みだから、それはそうなんですけども、ただ増えるということは間違いないわけです。だから、放課後児童クラブを新しく作るということですけども、今回、聞いたところによると、3クラス作るという話になっているんですけども、3クラスすることによって、3クラスで最大何人受け入れが可能なんでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 3クラスということで、今の想定では120人から140人収容の希望と考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 浦田関夫議員。 ◆18番(浦田関夫君) マックスが140人ということで、それまでどうなるか分かりませんけども、子供たちが地域的には久里地区は増えていますので本当に小学校も増えるんです、教育長、大変なんです今、久里小学校もマックスになりかけていますので。 それで、最初気になることがあったんで、田中部長に言いますけど、社会福祉協議会と協議してできるだけ待機者を出さないようにしていますということであるんですけども、確かに社会福祉協議会も努力をされております。私も社会福祉協議会の担当者から直接お話を聞く機会がありましたので、少し突っ込んだ話をしたんですけども、担当者は市から業務委託を受けていて、市からこういうことをしなさいと言われれば、それは断れないということで、断りにくいと、断れないじゃなくて、にくいということを言われてお話をされていました。やっぱり待機児童を出さないことは、私は大事なことなんだけども、結果的にそこの今、久里第2放課後児童クラブでも言われたように、定数51人に対して62人ということで、すし詰め状態になっていることは社会福祉協議会も大変ですけども、やっぱり子供たちが一番狭い中で一緒に共同生活をするということでは、やっぱり市が責任を持って安全、安心な児童クラブを運営させなければならないと思いますけど、最後に、田中部長。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 私も予算計上に当たりまして、現地のほうを見に行きました。私と担当課長と係長とです、久里の第1と第2と。第2のほうが上久里なんですが、公民館を使ってやっていました。議員、紹介のとおり、長机を出してしている状況も確認をしております。そういう状況の中、放課後児童クラブの児童さんの環境面がちょっといいとは言い切れない状況、現在ありますので、早く子供たちの安心、安全のため、保護者の期待のためにも設置に向けて頑張っていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 浦田関夫議員。 ◆18番(浦田関夫君) ぜひ、安全、安心な放課後児童クラブを作っていただくようにしていただきたい。やはりあんまり密になると支援員さんも大変なんです。子供たちがまとわりついたり後ろから抱きついたりしてこられてけがをするとか、子供たちが密になってけんかをするとか、またけがをするとかいうようなことがありますので、やはり国の基準は確かに1.65かもしれませんけれども、国が決めているからいいんじゃないかということではなくて、唐津市はできるだけそういうスペースを確保して、子供たちが安心、安全な学童保育を受けられるように申し上げて、私の議案質疑を終わります。ありがとうございました。 ○議長(笹山茂成君) 以上で、議案質疑を終結します。 議事日程に従い、次会は明10日午前10時から本会議を開き、一般質問を行うこととし、本日はこれにて散会いたします。          午後 3時46分 散会...